中学生作家・鈴木るりかデビュー作「さよなら、田中さん」

 俵万智、あさのあつこなど、多くの著名人や読者、書店員が大絶賛する、新人作家・鈴木るりかのデビュー作「さよなら、田中さん」が刊行2か月足らずで異例の大増刷となっている。なんと著者は現役中学2年生。このたび4刷が2017年12月8日ごろに書店に並ぶ予定だ。

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 俵万智、道尾秀介、あさのあつこなど、多くの著名人や読者、書店員が大絶賛する、新人作家・鈴木るりかのデビュー作「さよなら、田中さん」が刊行2か月足らずで異例の大増刷となっている。なんと著者は現役中学2年生。このたび4刷が2017年12月8日ごろに書店に並ぶ予定だ。

 10月の発売以来、話題沸騰中の「さよなら、田中さん」。著者は2003年生まれの中学2年生、鈴木るりかさん。小学館が主催する「12歳の文学賞」において、小学4~6年生まで史上初の3年連続大賞を受賞し、このたび10月17日の14歳の誕生日に単行本デビューを果たした。

 「さよなら、田中さん」は、表題作を含む5編からなる連作短編集。表題作を含む3本の書き下ろしのほか、著者が「12歳の文学賞」で大賞を受賞した作品の改稿版2本を収録している。発売以来、100近いメディアに取り上げられ、品切れ書店が続出するなど、各方面から絶賛の声が続々と寄せられているという。今回新人作家としては異例の第4刷が決定、発行部数は4万部を突破した。

 子役俳優で中学1年生の鈴木福は「同じ中学生が書いたとは思えない!ひとつひとつの言葉に驚かされました」とコメントを寄せた。そのほか、作家のあさのあつこや石田衣良、漫画家の西原理恵子など多くの絶賛の声があがっている。ほかにも、中心読者層である30~50代の女性から続々と感想が寄せられているという。特に、子どもの視点からみた「中学受験」をめぐる表現は、保護者の間に一石を投じているようだ。

 価格は1,200円(税別)。12月8日ごろに第4刷が各書店に並ぶ予定。また、特設サイトでは、連作短編のうちの1編であり、表題作である「さよなら、田中さん」の全文を掲載。著者のプロフィールやデビューにあたってのコメントなどを掲載している。冬休みに親子で手に取ってみてはいかがだろうか。

◆さよなら、田中さん
著者:鈴木るりか
発売日:2017年10月17日(火)
価格:1,200円(税別)
仕様:四六判、258ページ
《畑山望》

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