【高校受験2018】神奈川県公立高入試<英語>講評…昨年並み

 平成30年2月14日(水)、平成30年度(2018年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。

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2018年度(平成30年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜<英語>講評
  • 2018年度(平成30年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜<英語>講評
 平成30年2月14日(水)、平成30年度(2018年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。全日制課程の募集定員43,043人に対し、志願者数は51,780人。平均倍率は1.20倍。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

◆<英語>講評(湘南ゼミナール 提供)

 全体の問題構成が変更され、大問6以降の読解問題が全体配点の40点分となった。正答率の低い英作文の問題は2題から1題と変更され、文法の問題は基礎を問う問題が多かった。リスニング問題の配点が19点から21点へと変わり、出題形式の変更が見られた。正解にたどりつくまでに複数の情報を処理し、その情報を活用する難易度の高い問題も見られるが、全体としての難易度は大きく変わらないと考えられる。

 問1のリスニング問題では、配点が昨年度の19点から21点と変更された。(ウ)の出題形式が表を用いる形に変更され、多くの受験生が戸惑ったと考えられる。内容の聞き取りと、情報をまとめる作業が必要となった。

 問4の並べ替え問題では、一昨年の出題形式に戻り、文章の空所を補う形ではなくなった。解答形式は昨年度と変わらない。(エ)は平成27年度とほぼ同様の問題が出題された。

 問8の対話文読解問題の中でも、(イ)は、英文を正しく読み取って的確に情報を処理する問題であった。読解問題の中ではもっとも難易度が高かったと考えられる。

 今後に向けて、読解問題では、速読と精読の両方の力をつける必要がある。また今後さらにリスニングの配点が上がることも考えられる。英語を取り巻く環境は大きく変わることが考えられる。学校の授業はもちろんのこと、ラジオやテレビなどさまざまな媒体を有効活用し、積極的に英語に触れる機会を作るべきである。
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 このレポートは2018年2月14日(水)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。

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協力:湘南ゼミナール
《編集部》

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