【高校受験2018】神奈川県公立高入試<数学>講評…難化

 平成30年2月14日(水)、平成30年度(2018年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。

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2018年度(平成30年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜<数学>講評
  • 2018年度(平成30年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜<数学>講評
 平成30年2月14日(水)、平成30年度(2018年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。全日制課程の募集定員43,043人に対し、志願者数は51,780人。平均倍率は1.20倍。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

◆<数学>講評(湘南ゼミナール 提供)

 昨年と比べ、大問数の変化はないが、問題数が増加した。全体としては、記述解答形式の配点が高くなり、昨年度より難化した。

 問1は、計算内容が出題されたが、問題数が1問増え、すべて選択解答形式に変更となった。

 問2、問3は、小問集合が出題された。問3(ア)で出題された平面図形の問題は、補助線を必要とし、相似を利用する問題であったため、難易度も高く、苦労した受験生は多いだろう。

 問4は、関数の問題が出題された。(ウ)は昨年度と同様、三角形の面積に関する問題であったが、計算が複雑なため、難易度の高い問題となった。

 問5は、確率の問題が出題された。昨年度と同様、整数の知識を利用する問題であったが、ルールが複雑なため、正確に条件を読み取る力が必要である。

 問6は、円錐を用いた空間図形に関する問題が出題された。(ウ)は特別な直角三角形に注意して、図示をする必要がある。

 問7の図形の証明の記述問題は、2つの円の性質を利用する問題であった。証明は理由を部分的に問う記述解答形式に変更となり、角度を求める問題が1問追加された。高い計算力、条件を正確に読み取る力、平面図形の知識が必要とされるため、各学年で学習する内容を複合的に扱う演習を繰り返し、応用力をつける必要がある。今後は教科書の章末問題を中心に、全国都道府県の入試問題など、様々な出題傾向の問題に触れておくとよいだろう。
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 このレポートは2018年2月14日(水)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。

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協力:湘南ゼミナール
《編集部》

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