【高校受験2018】大阪府公立高入試<国語>講評…C問題やや難化

 平成30年3月12日(月)、平成30年度(2018年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「国語」の講評を掲載する。

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2018年度大阪府公立高校入試<国語>講評
  • 2018年度大阪府公立高校入試<国語>講評
  • 2018年度大阪府公立高校入試<国語>講評 国語Cの予想合格点(90点満点)※TOP10高受験者のみ
 平成30年3月12日(月)、平成30年度(2018年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「国語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

◆大阪府<国語>講評(開成教育グループ 提供)

<国語C>
 3年目になるC問題では大きな変化があった。古典では漢文(書き下し文付き)が出題されるなど、作文の出題テーマ・形式が大きく変わった。大阪府の過去の入試問題にはなかった出題である。問題構成は、作文が独立大問になったことで大問数が4題から5題になったが、現代文2題、古典、作文という構成に変わりはない。小問数も22題で総数は変わらないが、漢字の書き取りの設問が減り、漢字・熟語・文法などの国語知識の問題が加わったことは新たな変化である。読解の記述字数は175字で、減少した昨年度の125字から再び増加している。

 難易度は、出題傾向の変化や記述字数の増加を考慮すると、昨年度よりもやや難化したと言える。漢文の出題や、作文の課題に戸惑った受験生がいたと思われるが、その他の問題は昨年度と大きな変化はない。読解では、文章の要点や論理展開を正確に読み取って答える力が問われることは、記述・抜き出し・選択問題で一貫している。漢文も、落ち着いて解けば中学校で学習した返り点の基本知識や文語文の現代語訳で対応できる。漢字は、一部で語彙力の問われる熟語が含まれるが、小学学習漢字の書き取りと、常用漢字の読み取りから出題される内容に変化はない。新規の出題である部首・熟語構成・助動詞の識別問題といった国語知識の問題はいずれも基本的なものであった。

 作文は、インターネットの使用についてのある意見を討論で発表するために、立論を補強する資料やデータを考え、条件に合わせて書くという、複雑な設定の問題であった。昨年度までの、学術的なテーマについて複数の視点から論じるという意見作文から、大学入学共通テストのサンプル問題に見られるような、発表、情報の活用といった実用的な国語能力に重きをおいた出題となったことが大きな変化である。

2018年度大阪府公立高校入試<国語>講評 国語Cの予想合格点(90点満点)※TOP10高受験者のみ
画像:国語Cの予想合格点(90点満点)※TOP10高受験者のみ

<国語B>
 問題構成は、作文が独立大問になったことで大問数が4題から5題になったが、現代文2題、古文、作文という構成に変わりはない。小問数は昨年度の25問から23問に減少している。漢字の書き取りの設問が減り、漢字・熟語・文法などの国語知識の問題出題が増えた。また、読解の記述問題が5題から3題に減り、字数も80字で、減少した昨年度の120字から大幅に減少している。作文の指定字数も、300字から260字に減少している。記述字数や設問数の減少から、昨年度よりも解きやすい問題になったと言える。

 作文では、C問題と同様に出題形式に変化があった。インターネットの普及について討論で意見を発表するという実用的な場面とテーマが設定され、反対意見にも考慮するといった条件が加わり、条件に合わせて意見を述べるという基本的な出題傾向は変わらないが新しい傾向の出題に戸惑った生徒もいたと思われる。古文は紀行文からの出題で、難易度や出題の形式に変化はない。その他、国語知識では文節分け・品詞識別・対義語が出題されているが、語句知識・文法の出題の比率がC問題よりやや高くなっている。
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 このレポートは平成30年3月13日(火)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ
《編集部》

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