進む海外大学進学、EFがサポート…人気高まるドイツ留学のススメ

 アジアで進む海外大学進学。国内外から優秀な学生からの注目を集めているドイツの大学、および大学進学事情について、EFドイツ大学進学プログラム責任者として学生の指導にあたるJurgen Oehler(ユルゲン・オーラー)氏に話を聞いた。

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海外進学は、大学生活の数年間を通じて人間関係を構築できる
  • 海外進学は、大学生活の数年間を通じて人間関係を構築できる
  • EFでは、アメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、ドイツ、フランスの6か国において大学進学準備プログラムを提供している
  • 観光地としても人気の高いミュンヘンの中心地に位置するEFミュンヘン校にて、ドイツ大学進学プログラムを受講することができる
  • EFミュンヘン校で語学力とアカデミックスキルを身に付けたのち、ドイツだけでなくオーストラリアやスイスの大学へ進学する学生もいる
  • ミュンヘンには、ルードヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU Munich)やミュンヘン工科大学(Technical University of Munich)など、ドイツ屈指の大学がキャンパスを構える
  • EFドイツ大学進学プログラムの責任者のユルゲン・オーラー。30年以上にわたるドイツでの学習指導経験をもとに、現在は大学進学に特化し進学指導にあたる
 日本経済を取り巻く環境の変化を背景に、昨今、グローバル人材を育成する必要性や、2020年からの学習指導要領が示す英語の扱いが議論をよんでいる。同時に、コミュニケーションツールとしての語学に加え、多様な文化を受け入れ、広い視野で物事をとらえる「グローバルマインドセット」をいかに育てていくかという点も注目され始めている。

学びのボーダレス化、進む海外進学



 世界19か国、9言語に対応する50校の直営語学学校を有し、世界最大規模の私立教育機関であるEFエデュケーション・ファースト(EF)によると、より柔軟なグローバルマインドセットは、若い時に文化的な多様性に多く触れることで獲得できる。こうした理由から、アジア諸国ではここ数年、海外の大学にわが子を進学させる傾向が加速しているという。日本でも同様に、高校卒業後に海外の大学へ進学する例も、身近になりつつある。

 人気は留学生数に現れている。EFがアメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、ドイツ、フランスの6か国において提供している、海外大学への進学をサポートする「大学進学準備プログラム」(期間は6か月から)において、2017年度(2016年10月1日から2017年9月30日までの1年間)のアジア8か国(中国、香港、インドネシア、日本、韓国、台湾、タイ、ベトナム)における同コース参加者数(留学生数)は対前年比18.9%の高い伸びを見せているという。2018年についても、3月初旬の時点ですでに前年同時期の実績に迫る勢いだ。

非英語圏で注目度“高”ドイツ留学の魅力



 こうした海外大学への進学トレンドを背景に、EFは2017年4月から「大学進学準備プログラム」に英語圏以外のドイツ、フランス2か国を追加。なかでも、ドイツの大学はイギリスのTimes Higher Education(THE)が発表した「THE World University Rankings 2018」のトップ100に10校がランクインしていることから、英語圏以外の大学としては特に高い評価を得ているという。

 国内外の優秀な学生からの注目を集めているドイツの大学、および大学進学事情について、EFミュンヘン校にて長く学生の指導に当たり、現在はEFドイツ大学進学プログラム責任者として、プログラムの開発・運営のほか、学生の指導にあたるJurgen Oehler(ユルゲン・オーラー)氏に、ドイツの大学への進学を前提とした留学について話を聞いた。

観光地としても人気の高いミュンヘンの中心地に位置するEFミュンヘン校にて、<br>ドイツ大学進学プログラムを受講することができる
画像:観光地としても人気の高いミュンヘンの中心地に位置するEFミュンヘン校にて、ドイツ大学進学プログラムを受講することができる

--ドイツの大学に注目が集まっている理由は何ですか。

Jurgen氏:従来、留学生に人気の高いアメリカ、イギリスの大学において学費が高騰していることが第一の理由です。

 ヨーロッパにおいては、Brexit(ブレグジット:イギリスのEU脱退)の影響で、イギリスの経済的、社会的な影響力が低下していることも大きな要因となっています。企業拠点が国外に流出していけば、卒業後の就職にも大きな影響が出ます。その点、ドイツは産業および企業活動が堅調で、ドイツへの大学進学を後押ししている要因であると考えられます。

 また、ドイツでは全大学の95%以上が公立のため、高い教育水準、質が多くの大学で保たれています。それでいて、多くの大学で学費が無料であること、一部の私立大学を除き、留学生に対しても学費免除が適用されることが人気を集めています。

--ドイツに留学する学生の間で人気の高い学部・学科は何ですか。

Jurgen氏:従来から留学生に人気の高かった、ファインアーツ(美術)やパフォーミングアーツ(音楽、舞台芸術など)に加え、最近では、エンジニアリング(工学)やサイエンス/ナチュラルサイエンス(科学/自然科学)、ビジネス(経営)にも多くの海外学生が集まってきています。また、2022年までに全原発停止を掲げているドイツでは再生可能エネルギー研究も盛んなことから、再生可能エネルギー研究など特定の分野を目指してドイツの大学に入学する学生も少なくありません。

EFミュンヘン校で語学力とアカデミックスキルを身に付けたのち、<br>ドイツだけでなくオーストラリアやスイスの大学へ進学する学生もいる
画像:EFミュンヘン校で語学力とアカデミックスキルを身に付けたのち、ドイツだけでなくオーストラリアやスイスの大学へ進学する学生もいる

--ドイツの大学への進学を考える際の注意点について教えてください。

Jurgen氏:ドイツの大学の多くでは大学の入学に際し、CEFR(セファール、ヨーロッパ言語共通参照枠)基準で、C1程度の語学能力が求められます。

 EFの大学進学準備コースでは、進学を目指す学生のドイツ語の能力と、希望する学部や学科、また学問の内容に応じて、準備にかかる期間を試算し、事前にカウンセリングをしています。準備開始時点で、初心者レベルのA1であればおおむね準備期間に1年を要するでしょうが、B1からB2レベルであれば、6か月間から9か月のコースで十分かもしれません。

 ドイツでは、大学全体のレベルではなく、学部、学問によって、レベルや取るべき対策が異なります。就職の際にも、どこの大学を卒業したかではなく、何を学習したかを重視する傾向があります。そのため、大学進学を考える際には、自分が何を学びたいのかをしっかり考えておく必要があります。

ミュンヘンには、ルードヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU Munich)やミュンヘン工科大学(Technical University of Munich)など、ドイツ屈指の大学がキャンパスを構える
画像:ミュンヘンには、ルードヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU Munich)やミュンヘン工科大学(Technical University of Munich)など、ドイツ屈指の大学がキャンパスを構える

--海外大学への進学を目指す学生に何かアドバイスはありますか。

Jurgen氏:ドイツの大学へ進学するには、まずドイツ語の能力がなければ授業についていけません。そのための準備期間が多くの人にとって必要となります。

 一方で、大学に入ってからの授業料がかからないことから、準備期間の学費と入学後の学費をトータルに試算し、計画を立てることが重要です。ヨーロッパはもちろんアジア各国からも、今後も多くの優秀な学生がドイツに進学する傾向にあるとみています。英語圏の大学はもちろんですが、今後の進路を考える際に、大学・大学院生活を通じて、何を学び習得するのかを基準に、非英語圏の大学も選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

--ありがとうございました。

 世界117か国で、海外留学、語学教育、学習研究、文化交流、教育旅行事業などを展開するEFでは、ドイツの大学への進学を含めた海外大学への進学準備プログラムを用意している。さらに、2018年4月30日までの限定支援として、最大60万円までの海外大学への進学準備プログラムを対象とした奨学金支給を行っている。奨学金情報を含め、海外進学準備プログラム(16歳以上向けプログラム)の詳細な情報はEFの資料請求フォームから希望できる。

<提供:EFエデュケーション・ファースト>
《編集部》

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