魔女の宅急便の角野栄子氏、国際アンデルセン賞受賞

 イタリア、ボローニャで3月26日に始まったボローニャ国際ブックフェアで、作家の角野栄子氏が国際アンデルセン賞著者賞を受賞した。

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 イタリア、ボローニャで3月26日に始まったボローニャ国際ブックフェアで、作家の角野栄子氏が国際アンデルセン賞著者賞を受賞した。

 この発表は、フェア内の目玉イベントの一つである「Announcement of the 2018 winners of the IBBY-Hans Christian Andersen Award(IBBY国際アンデルセン賞2018年受賞者の披露)」で行われた。

 角野栄子氏は「魔女の宅急便」などで広く知られ、今年1月に発表された最終候補者(著者賞5名、イラストレーター賞6名)にノミネートされていた。なお、同賞イラストレーター賞にはロシアのIgol Oleynikov氏が選ばれた。

 今回、久しぶりの日本人審査員として審査にたずさわった大阪国際児童文学振興財団の土居安子氏は、角野氏の受賞について「やさしく子どもに通じやすい言葉を使いながらも、ユーモアセンスのある作品群が評価された。スタジオジブリ作品の原作になった『魔女の宅急便』は世界でもよく知られているが、それ以外はまだあまり親しまれていない。この受賞は、世界中の色々な言語で角野作品が読まれるきっかけになるだろう」と述べた。

 国際アンデルセン賞は小さなノーベル賞とも呼ばれる、子どもの本の国際的な賞。
《てらしまちはる》

てらしまちはる

ワークショッププランナー/コラムニスト/絵本ワークショップ研究者。東京学芸大学個人研究員。2022年3月に単行本『非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180』(秀和システム)を刊行。絵本とワークショップをライフワークとしている。アトリエ游主宰。

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