日本学生支援機構は2018年7月2日、官民協働海外留学支援制度「トビタテ！留学JAPAN日本代表プログラム」の第10期派遣留学生の募集を開始した。募集人数は、4コースで400人を予定。締切りは2018年10月12日午後5時必着。 「トビタテ！留学JAPAN」は、2013年10月より開始された留学促進キャンペーン。意欲と能力あるすべての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的としている。政府だけでなく、各分野で活躍する人や民間企業からの支援など、官民協働による「グローバル人材コミュニティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成する。2013年6月14日に閣議決定した「日本再興戦略」に基づき、2020年までに大学生の海外留学12万人（現状6万人）、高校生の海外留学6万人（現状3万人）への倍増を目指す。 募集対象は、日本の高等教育機関に在籍する日本人学生。支援内容は、海外留学費用（奨学金、留学準備金、授業料）の給付、留学事前・事後に行う研修の提供、継続的な学習や交流の場としての留学生ネットワークの提供。奨学金は返済の必要がない「給付型」となっている。 募集コースは、「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」「地域人材コース」の5コース。地域人材コースを除く4コースで計400人（予定）を募集する。なお、地域人材コースは、対象となる学生の要件、留学プログラムの内容、募集・選考方法などが「地域事業」ごとに異なる。 対象となる留学計画は、2019年4月1日～2019年10月31日の間に開始され、諸外国における留学期間が28日以上2年以内（3か月以上推奨）の計画。また、留学先における受入機関がそれぞれの留学開始前までに確保できる計画であることなども要件に含まれている。 日本学生支援機構の第二種奨学金に掲げる家計基準を満たす学生を対象とする「大学全国コース」と、日本学生支援機構の第二種奨学金に掲げる家計基準を超える学生を対象とする「大学オープンコース」がある。コースによって奨学金額が異なり、家計基準を満たすか満たさないかは在籍大学に問い合わせる。そのほか、応募に関する詳細は「トビタテ！留学JAPAN」Webサイトから確認できる。
