大阪空港駅(大阪府豊中市)と門真市駅(大阪府門真市)を結ぶ大阪モノレール線と、万博記念公園駅(大阪府吹田市)と彩都西駅(大阪府茨木市)を結ぶ彩都線を運営する大阪高速鉄道(大阪モノレール)は7月9日、今秋に新型車両3000系を導入すると発表した。大阪モノレールとしては17年ぶりの新型車両で、「やさしさ・おもてなし」「清潔感・開放感」「楽しさ」「チャレンジ」といったキーワードを基に、乗客目線で「誰もが使いやすいユーティリティ性」を追究。子供から大人まで楽しめるモノレールの魅力を伝える車両を目指したという。このため、連結部の扉や荷物棚にガラスパーツを用いるなど、清潔で開放的な空間とし、ゆったりと座れる48cmの個別シートやキッズスペース、空気清浄機を設置。安全性の向上やバリアフリーの充実も図られる。当初は4両編成1本が導入され、2019年度からは開業時から運用している1000系の置換えを図るために増備。最終的には2021年度までに9本が導入される予定で、7月11日には万博車両基地へ搬入されることになっている。