「ムーミンバレーパーク」は、埼玉県飯能市の宮沢湖周辺で11月9日より順次開業される複合施設「メッツァ」内の1施設にあたる。
ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷や、ムーミンの物語を追体験できる複数のアトラクション、物語の中で登場する灯台や水浴び小屋、ムーミンの物語の魅力や原作者トーベ・ヤンソンの想いを感じることができる施設などで、原作の大きな魅力である文学性やアート性を堪能できる空間だ。
このたび最新情報が公開されたうち、地上3階建ての「コケムス」はフィンランド語で“体験”を意味する施設だ。同施設ではトーベ・ヤンソンの人生とムーミン作品を織り交ぜた展示によって、追体験をしながらムーミンの物語をさらに知ることができる。

また場内には北欧の輸入ムーミン雑貨を集めたセレクトショップ&カフェをはじめ、物語にちなんだものづくりを体験できるワークショップルーム、世界最大級の品ぞろえのメインショップ、“ムーミンたちの夜の不思議な森のパーティー”をイメージしたメインレストランも完備。8メートル超のムーミン谷の巨大ジオラマや、フィンランドのヘルシンキ・アー ト・ミュージアムからのアート作品などの展示も企画されている。

冒険と思索の山「おさびし山エリア」は、小説『ムーミン谷の仲間たち』より“しずかなのが好きな ヘムレンさん”のストーリーをモチーフにしたアスレチックである。
「かつて、遊園地で働いていたヘムレンさんが、遊園地が閉園したことをきっかけに自ら遊園地をつくってしまった」というエピソードから、ツリーハウスやつり橋、メリーゴーランド遊具などが用意されることになった。

山の頂上から往復約400メートルの宮沢湖面を滑空するアトラクション「飛行おにのジップラインアドベンチャー」では、小説『たのしいムーミン一家』に登場する“飛行おに”さながらに絶景とスリルを楽しめるようだ。

そして「ムーミン谷」には、ムーミン谷の仲間たちも撮影に訪れるという設定の写真スタジオ「ムイック フォト」が設けられる。ここでは、プロのカメラマンによる撮影サービスで、キャラクターたちととっておきの写真を残すことができる。
「ムーミンバレーパーク」は、2019年3月16日(土)に開業予定。