入学一時金・月額奨学金を無利子貸与、本多静六博士奨学金12/20まで

 埼玉県は2018年10月1日より、平成31年度(2019年度)「本多静六博士奨学金」の奨学生を募集する。県内在住の高校生などを対象に、「入学一時金」として30万円以内、「月額奨学金」として月額3万円以内を無利子で貸与。それぞれ30人を募集する。

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埼玉県「本多静六博士奨学金」の奨学生を募集
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  • 「本多静六博士奨学金」の募集期間、貸与奨学金など
  • 「本多静六博士奨学金」の出願資格
  • 「本多静六博士奨学金」貸与の対象者(過去に本多静六博士奨学金の貸与を受けた者は除く)
 埼玉県は2018年10月1日より、平成31年度(2019年度)「本多静六博士奨学金」の奨学生を募集する。県内在住の高校生などを対象に、「入学一時金」として30万円以内、「月額奨学金」として月額3万円以内を無利子で貸与。それぞれ30人を募集する。

 埼玉県出身の本多静六博士は、明治神宮の森の造営、日比谷公園、大宮公園など全国各地の都市公園を設計するなど、日本最初の林学博士として数多くの功績を残した人物。埼玉県は昭和5年(1930年)に、博士から秩父市中津川地域の森林の寄附を受け、この森林の収益をもとに「本多静六博士奨学金」制度を設けた。昭和29年(1954年)の貸与開始から平成30年度(2018年度)までに、のべ2,340名の学生がこの奨学金を利用している。

 奨学金の対象は、高等学校またはこれに準じる教育課程在学時(終了者は最終修学期間)に県内に住民登録されている者で、大学院・大学・短期大学・専修学校専門課程に入学・編入学を希望または在学している者。このほかの条件に、過去に「本多静六博士奨学金」の貸与を受けたことがないこと、成績の基準を満たしていること、学校長からの推薦を受けること、世帯の所得金額の制限などがある。

 「本多静六博士奨学金」は無利子の貸与型奨学金。「入学一時金」として30万円以内、「月額奨学金」として月額3万円以内を、入学・編入学または在籍する学校の所定の修業期間貸し付ける。これら2つは併用可能で、そのほかの奨学金制度との併用もできる。なお、「入学一時金」は大学などに在学中の場合は対象外となるが、大学などからほかの大学へ編入学の予定、大学などを卒業後に専修学校へ入学予定の場合は「入学一時金」の貸与が可能となる。返還については、貸与期間の2倍の年数の期間(最長12年以内)において、均等半年賦で返還する。

 平成31年度採用の奨学生の募集期間は、2018年10月1日から12月20日(必着)まで。埼玉県Webサイトから募集案内をダウンロードできるほか、希望者には郵送で配布(140円分の切手を貼ったA4サイズ封筒が必要)される。応募書類の送付先、問合先は、農林部森づくり課森林活動支援担当まで。

◆埼玉県「本多静六博士奨学金」
【入学一時金】
貸与額:30万円以内(無利子)
募集人数:30名
【月額奨学金】
貸与額:月額3万円以内(無利子)
募集人数:30名

応募期間:2018年10月1日(月)~12月20日(木)必着
対象:
(1)高等学校またはこれに準ずる教育課程在学時(終了者は最終修学期間)に県内に住民登録されている者
(2)大学院、大学、短期大学、専修学校専門課程の学校に入学・編入学を希望する者、または在学している者
(3)成績が次の基準を満たす者
・高等学校の学習成績が要件となる者は、全教科の平均が3.3以上
・大学等の学習成績が要件となる者は、学内で上位2分の1以内(GPAの場合は2.5以上)
(4)学校長等から推薦を受けた者
(5)世帯の「認定総所得金額」が募集案内掲載の「収入基準額表」の基準額以下であること
(6)2019年4月1日時点で40歳未満の者
(7)過去に本多静六博士奨学金の貸与を受けていない者
《黄金崎綾乃》

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