絵本ナビ、絵本棚スポンサー募集…企業のSDGs推進

 絵本ナビは2018年12月3日、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業や団体がスポンサーとなり、医院や店舗など子どもが訪れる施設に絵本棚を提供する「こどもえほんだなプログラム」を発表した。同プログラムのスポンサー企業や団体を募集する。

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こどもえほんだなプログラム
  • こどもえほんだなプログラム
  • 「インスパイア(Inspire)」と「傑作(Masterpiece)」の2つの選書コンセプトから選択
  • ロゴデザイン
  • 絵本棚前面にスポンサー企業のロゴが入る
  • 育児情報誌「miku」
  • 選書チーム
 絵本ナビは2018年12月3日、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業や団体がスポンサーとなり、医院や店舗など子どもが訪れる施設に絵本棚を提供する「こどもえほんだなプログラム」を発表した。同プログラムのスポンサー企業や団体を募集する。

 こどもえほんだなプログラムは、SDGsの目標4「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」に対応し、子どもが置かれている家庭環境等に関わらず、子どもが訪れる医院や店舗などで質の高い絵本に出会う機会を提供するもの

 同プログラムは、「インスパイア(Inspire)~ひらめきを子どもたちに~」と「傑作(Masterpiece)~愛され続ける傑作絵本を子どもたちに~」の2つの選書コンセプトから選択できる。「インスパイア」は、新しい時代を担う子どもたちに、「世界を拡げ、未来の入口となる絵本」に触れる機会を提供する。「傑作」は、日本で出版されている国内外の傑作絵本を集め、接する機会を子どもたちに提供する。

 絵本棚の前面には、スポンサー企業のロゴが入る。絵本棚は子どもの訪れる医院・店舗に設置するため、長期に渡ってファミリー層へブランド訴求が可能となる。スポンサー企業・団体のSDGs推進の取組みは、プレスリリースや絵本ナビが運営する総合絵本情報サイト「絵本ナビ」、絵本ナビが発行する育児情報誌「miku」で紹介する。また、自社のWebサイトや株主通信などのIR、社内報、企業広告などで発信できる。

 プランは、全国規模の大企業向け「エンタープライズ」が100か所・700万円~200か所・1,300万円、企業法人向け「スタンダード」が15か所・100万円~20か所・150万円、個人・小法人向け「スモール」が1か所・6万円~3か所・20万円。エンタープライズでは、絵本棚を企業カラーにカスタマイズできる、設置個所を指定できるなどプランにより特典が異なる。なお、希望に応じて2年目以降の絵本追加プランもある。

 絵本ナビの金柿秀幸代表取締役社長は、「私たち絵本ナビは、絵本の紹介と販売を通じてご家庭や園で『幸せな時間』を過ごすことをお手伝いしてきましたが、SDGsの理念である『誰一人取り残さないーNo one will be left behind』に共鳴し、子どもが置かれている家庭環境等に関わらず、質の高い~ひらめきをもたらしてくれる絵本や愛され続ける傑作絵本に出逢える社会の実現に向けて、本事業を企画し推進していくことにしました。初年度の設置目標は2,000個所。多くの企業・団体様の参加を期待しています」とコメントしている。

 SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている。
《工藤めぐみ》

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