【中学受験】浜学園生が夢中「正解のない問いが自分の言葉を育ててくれた」非認知スキル教育プログラムの魅力

 近年の中学受験では、思考力・表現力・判断力といった“非認知スキル”が重視される傾向が強まっている。灘中学校合格実績日本一の浜学園が通塾生に導入した非認知スキル教育プログラムが入試にどう役立つのか、浜学園の卒業生と保護者に話を聞いた。

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【中学受験】浜学園生が夢中「正解のない問いが自分の言葉を育ててくれた」非認知スキル教育プログラムの魅力
  • 【中学受験】浜学園生が夢中「正解のない問いが自分の言葉を育ててくれた」非認知スキル教育プログラムの魅力
  • インタビューに応じてくれた西原悠真くんとお母さま
  • 悠真くん一推しの「カバディ」の問題/資料提供:浜学園
  • 「ペンギン相関図」の問題/資料提供:浜学園
  • 「150年後の国宝展」の問題/資料提供:浜学園
  • 「オークションと寄付」の問題(投資家のウォーレン・バフェットとの対話を考える問題)/資料提供:浜学園
  • 「自分の知らない分野について知ること、考えることが面白かった!」とWEBSTARの教材を見せてくれた悠真くん
  • インタビューに応じてくれた西原悠真くんとお母さま

 近年の中学受験では、思考力・表現力・判断力といった“非認知スキル”が重視される傾向が強まっている。さらに、こうした力を育む「探究型教育」に注力する中学校も増加中だ。そうした中、浜学園は全国の大手中学受験塾として初めて「WEBSTAR/非認知スキル教育プログラム」(以下、WEBSTAR)を全塾生に導入

 正解のない問いに自分なりの答えを導き出し、文章で表現する力を育んでいる。子供たちがワクワクしながら楽しく学べる本プログラムの魅力とは。小学5~6年生の2年間にわたりWEBSTARに取り組んだ、雲雀丘学園中学校1年生の西原悠真くんとお母さまに、プログラムでの学びが中学受験や現在の学校生活にどのように生かされているのか伺った。

WEBSTARが受験勉強のリフレッシュに

--浜学園にはいつから通塾されましたか。

お母さま:新小5年生のタイミングで、まずWebスクールから通い始めました。というのも、自宅の近くに浜学園の教室がなく、通うには電車移動が必要だったこと、当時はピアノ・英会話・習字の3つの習い事をしていたので、平日は習い事を優先したかったからです。教室に通い始めたのは、5年生の冬期講習からでした。週1回の「土曜マスターコース」に通い、6年生の後半からは「日曜志望校別特訓」も受講しました。

--お子さんはWEBSTARを5年生の7月から始められたとのこと。受験勉強も本格化する多忙な時期に、あえて受講された理由は何だったのでしょうか。

お母さま:「非認知能力」はこれからの時代にとても大切だと言われているので、親として「伸ばしてあげたい」という思いがありました。そんなときに浜学園からWEBSTARの案内をいただいて、「受験勉強だけでなく、将来にもつながる力を育てられるならやってみよう」という気軽な気持ちで始めました。

--4教科の勉強だけでも大変だったと思いますが、WEBSTARにはいつ取り組んでいましたか。

悠真くん:受験勉強の合間に「ちょっとやろうかな」と、休憩やリフレッシュ感覚で取り組んでいました。僕にとっては、WEBSTARは「がっちり勉強しなきゃ」というものではなくて、楽しみながら取り組めるプログラムでした。

インタビューに応じてくれた西原悠真くんとお母さま

お母さま:空いた時間に「WEBSTARをやろう」という感じで進めていました。受験勉強の合間にWEBSTARを挟むことで、気持ちの切り替えができて勉強のリズムに緩急がつけられたのはとても良かったと思います。

未知の題材が思考を刺激し、発想力を鍛える

--WEBSTARで取り組んだ中で、「今でも印象に残っている」「面白かった」と思う問題があったら教えてください。

悠真くん:たくさんありますが、なかでもカバディの問題がとても印象に残っています。カバディは、もともと「獣を数人で囲い込み、声を掛け合いながら捕える」という、武器を使わない戦術をルーツにもつインド発祥のスポーツだそうで、WEBSTARで初めて知って「こんなに面白いスポーツがあるんだ!」と驚きました。その問題で、掛け声である“カ・バ・デ・イ”の頭文字を使って、競技の世界観を表現するあいうえお作文を作るという内容があったんですが、どんな言葉を入れようか考えるのがすごく楽しくて、「これが合うかな?」「こっちの方が面白いかも」と、夢中で取り組んでいました。

悠真くん一推しの「カバディ」の問題/資料提供:浜学園

 WEBSTARは、自分の解答に円盤マン*がコメントをくれるだけでなく、他の人の解答も共有され、読んだ人から「いいね」がもらえる機能があり、僕のカバディの解答にはたくさんの「いいね」がつきました。それがとてもうれしくて、「もっと頑張ろう!」とどんどんやる気になりました。他の人の解答も読んでいてすごく面白いので、「こんな考え方もあるんだ!」と刺激を受けることも多かったです。*円盤マン:解答内容に対し、特許AIエンジン<H100>を使ってコメントを生成する「WEBSTAR」のオリジナルキャラクター

--問題は1問あたり、どのくらいの時間で取り組むのでしょうか。

悠真くん:最初に、先ほどのカバディのようなテーマについて、制限時間5分で自分なりの解答を記述します。次に、問題文の英訳が音声で流れ、日本語と英語の表現の違いに気付いたり、英語の単語を覚えたりできます。そして最後に、テーマに関連した画像を見て、その内容に関する問いに答える形式です。1問がだいたい10分で終わるので、空いた時間に柔軟に取り組めて続けやすかったです。

--ほかにはどんな問題が楽しかったですか。

悠真くん:「3分くらいでわかって1時間見ていられる」というキャッチコピーで人気を集めている、すみだ水族館の「ペンギン相関図」を参考に、同じキャッチコピーを当てはめた自分のオリジナルアイデアを考える問題も頭の体操みたいで面白かったです。

「ペンギン相関図」の問題/資料提供:浜学園

 また、「150年後の国宝展」というテーマでは、「私が国宝です」という独自の考えをもった人物が「生身の自分自身」を国宝候補として応募してきたら、どうやって国宝として認定できるか、その方法を考えるという問題も印象に残っています。「開催期間、人前に展示され続けなければならない」「150年後も存在し続けなければならない」といった認定条件も提示されていて、そのルールの中で一生懸命知恵をしぼってまとめました。

「150年後の国宝展」の問題/資料提供:浜学園

 ほかにも、投資家のウォーレン・バフェットとの対話を考える問題も、約25億円で落札した「バフェット氏と昼食を摂る権利」を使うというびっくりするような想定で、想像を膨らませながらワクワクしました。こうやって問題がひとつずつ違っていて、自分が知らない話題や題材をもとに考えるので、今振り返ると、考える力や言葉を選ぶ力、表現する力が自然と身に付いていったと思います。

「オークションと寄付」の問題(投資家のウォーレン・バフェットとの対話を考える問題)/資料提供:浜学園

正解のない問いが、「自分の言葉」を育ててくれた

--WEBSTARで勉強したことが、中学受験の中で役立った場面はありましたか。

悠真くん:入試では、WEBSTARで身に付けたスキル全般が役立った実感があります。中でも、WEBSTARでは自分の考えを言語化する練習が多かったので、記述問題を解くときに、自分の中で「こうかな?」と思ったことを文章としてまとめる力が鍛えられたと思います。以前は「間違っているかもしれない」と躊躇することもあったのですが、WEBSTARのおかげで、まず書いてみる、手を動かすという姿勢が身に付きました。

 それから、円盤マンからは、自分では思いつかない視点からアドバイスをもらえることが多くて、「あ、こういう書き方もあるんだ」と驚くこともたくさんありました。アドバイスを意識して次の問題で試してみると、早速できるようになった部分を褒めてもらえるんです。その積み重ねで、「うまく書けるようになってきた」と手応えを感じることができたのもうれしかったです。円盤マンや友達の解答を知ることで、物事を多角的に考えられるようにもなりました。

--ご家庭では、悠真さんがWEBSTARを始めてから何か変化はありましたか。

お母さま:そうですね。受験期はどうしてもお互いにストレスがたまりやすいのですが、WEBSTARのように受験勉強とは違った要素が入ることで、親子の会話が増えました。問題の中には大人でも知らないトピックが出てくるので、「こんなこともあるんだね」「知らなかったね」と話が弾んだり、一緒に考えてみたくなったりすることも多かったです。ときどき内容をのぞいて、「さっきの問題、面白かったね」と話すこともあり、勉強というより親子で知的な話題を共有できる良い時間になっていたと思います。

「自分の知らない分野について知ること、考えることが面白かった!」とWEBSTARの教材を見せてくれた悠真くん

--中学校に入学してから、学校の授業などでWEBSTARの影響を感じたことがあれば教えてください。

悠真くん:WEBSTARでは、制限時間内に自分の意見をまとめる練習を重ねていたので、授業中でも自分の考えをすぐに整理して発言できるようになりました。また、僕が所属する放送部では、取材をしてアナウンス原稿を書くことが多いのですが、要点をまとめ、どう書けば伝わるかを意識して文章を作れるようになったと感じます。WEBSTARで培った「考えて伝える力」が、部活でも授業でも生きています。

 この前、入試説明会があったのですが、先輩たちが宿泊行事で不在だったため、急きょ自分ひとりで司会を担当することになりました。その場の状況に合わせて瞬時に考え、アドリブで受け答えをする場面も多かったのですが、WEBSTARで鍛えた「考えて言葉にする力」がとても役立ったと感じました。

受験勉強のその先へ。WEBSTARがつくった“考える土台”

--最近の中学校では探究型の授業が増えています。悠真くんの学校はいかがですか。

悠真くん:そうですね。理科では教科書で勉強するだけでなく、たとえば土や岩石を持ってきて観察するなど、実践的な学びが多いです。火山について学ぶ授業では、コーラを使って噴火の仕組みを体験し、楽しい活動を通じて理解を深めることができました。また、週1回行われる「探究ゼミ」では、テーマごとに分かれて学びます。僕は「交通ゼミ」で、北陸新幹線やリニアの延伸について考えたのですが、その内容がWEBSTARの問題に出てきそうな題材で、とてもワクワクしました。WEBSTARは正解がない問題が多く、自分の考えを深めて答えを導く点で、こういう探究型の授業とすごく似ていると感じます。

--小5から約2年間、WEBSTARに取り組んだことが志望校選びにも影響しましたか。

お母さま:そうですね。中学に進学しても探究的な学びをたくさん経験できる学校が良いなと思うようになりました。いろいろな学校を見ていく中で、探究に力を入れている学校がいくつかあり、その中でも今の学校が息子にいちばん合いそうだと感じて決めました。

--あらためて、お母さまから見て、お子さんにはどのような成長があったと思われますか。

お母さま:WEBSTARを通して幅広い分野の問題に触れることで、興味の幅がぐんと広がりましたね。以前は、知らない分野の文章だと内容が頭に入りにくいこともありましたが、WEBSTARに取り組み始めてからは、どんな文章でも興味をもって前向きに読めるようになり、結果的に入試問題などを解く際の理解力にもつながったと思います。受験勉強だけでは得られない視点や関心を広げてくれたことが、何より大きな成長だと感じています。

 親として、子供には中学受験のための勉強も、「楽しみながら取り組んでほしい」「勉強を嫌いになってほしくない」という強い思いがありました。その点で、WEBSTARは、受験勉強を楽しみながら進めるための最適なツールだったと思います。

 たとえば大阪万博に行ったときも、WEBSTARを通じて知った知識や考えた課題と、実際の体験とがつながる場面が多く、物事の見え方や楽しみ方が変わり、学ぶことの面白さがどんどん広がっているように思います。

悠真くん:僕も、大阪万博でブラジル館の人と話したときに、WEBSTARで学んだことがすごく役立ったと感じました。知識の幅が広がって、相手に関心をもって話ができたり、自分の考えをうまく言葉にして伝えたりすることができたので、受験だけでなく、これからの生活でも生かせる力がついていると実感しています。

 さらに、WEBSTARは、国語・算数・理科・社会・英語といったあらゆる教科の学びを支える大きな土台の部分を鍛えてくれたと思います。どの教科にも、考える力や表現力などの基礎力が必要で、WEBSTARでそれを鍛えたことで、さまざまな場面で応用できる力が身に付いたと感じています。

--お母さまから見て、悠真くんには今後どのように成長してほしいと思われますか。

お母さま:今のように、これからもいろいろなことに興味や関心をもって世の中を見てほしいと思っています。そして、学ぶことを楽しみながら、得た知識を自分の人生に生かしていってほしいですね。

--悠真くんは、これから中高6年間、どのように過ごし、どんな未来を描いていますか。

悠真くん:まだ進路は決まっていませんが、中高生のときにしかできないことをたくさん経験したいです。将来「こうなりたい」と決めたときに迷わず踏み出せるように、興味の幅を広げて準備をしておくつもりです。そうして積み重ねた日々が、きっと自分だけの道を切り拓く力になると信じて、これからの学生生活を思いきり楽しみながら成長していけたら良いなと思っています。

--ありがとうございました。


 WEBSTARの多彩な題材を通して「興味の幅が広がった」「物事の見え方や楽しみ方が変わった」と話してくれた悠真くんとお母さま。私たちが今、直面している社会の課題を解決するには、さまざまな領域の視点から考える力が求められる。WEBSTARで培われる“興味のアンテナ”や“正解のない問いに向き合う姿勢“は、まさにこれからの時代に必要とされる力だ。その経験は受験勉強にとどまらず、将来にわたって悠真くんの大きな財産、そして確かな強みになると感じた。

浜学園の非認知スキル教育プログラム
「WEBSTAR -SDGsカリキュラム-」


 さらに、こうした力を次のステージへと発展させる新たな取組みとして、同学園で2025年9月より「浜学園 中高一貫AO・推薦合格指導館 Since1988」を開校。ここでは、大学入試の総合型・学校推薦型選抜に特化した受験対策を通じて、単なる志望校合格にとどまらず、生徒ひとりひとりの個性や探究心を引き出し、将来のキャリア形成まで見据えた学びを提供する。WEBSTAR同様、「考える楽しさ」や「学びの広がり」を実感できるプログラムとして、ぜひ次の成長ステップに活用してほしい。

中高生対象の総合型・学校推薦型選抜専門コース
「浜学園 中高一貫AO・推薦合格指導館Since1988」
《吉野清美》

吉野清美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、子育てとの両立を目指しフリーに。リセマムほかペット雑誌、不動産会報誌など幅広いジャンルで執筆中。受験や育児を通じて得る経験を記事に還元している。

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