奨学金問題対策全国会議は2018年12月9日、日本学生支援機構が未返還の奨学金において2分の1の支払義務しかない保証人に全額請求をしていた問題を受け、「奨学金の保証人ホットライン」を実施する。奨学金の借入の保証人を中心に、弁護士・司法書士が無料で相談に応じる。 日本学生支援機構の学資金貸与制度では、個人保証の場合、連帯保証人と保証人の2名が必要。連帯保証人には全額の支払義務があるのに対し、保証人には法律上、2分の1の支払義務しかないにも関わらず、日本学生支援機構は学資金の借主の保証人に対し、組織的に全額請求を続けていたことが報道などにより明らかになった。 この問題を受け、奨学金問題対策全国会議は「奨学金の保証人ホットライン」を実施する。ほかに連帯保証人がいるのに「全額請求された」「全額を支払う約束をさせられた」「全額払ってしまった」「半分を超えて支払った分を返してほしい」など、奨学金の借入の保証人からの相談を中心に、弁護士・司法書士が相談に応じる。自身が奨学金を借りている人、連帯保証人になっている人などからの相談にも対応するという。 受付日時は、12月9日の午前10時から午後5時まで。相談料は無料。◆奨学金の保証人ホットライン日時:2018年12月9日(日)10:00~17:00対象:おもに奨学金の借入の保証人※自身が奨学金を借りている人、連帯保証人になっている人なども相談可能相談料:無料