都内私立高の初年度納付金、H31年度は平均92万6,290円

 東京都は2018年12月13日、都内私立高校(全日制)の平成31年度(2019年度)「初年度(入学年度)納付金」の状況を公表した。初年度納付金(総額)の平均は、前年度より7,496円増の92万6,290円。もっとも高い学校で189万2,000円、もっとも低い学校で63万9,800円だった。

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各費目の平均額
  • 各費目の平均額
  • 値上げ率等の内訳
  • 10年以上初年度納付金(総額)を据え置いている学校
  • 値上げ額の高い学校(上位5校)
  • 初年度納付金(費目別)の高い学校、低い学校
 東京都は2018年12月13日、都内私立高校(全日制)の平成31年度(2019年度)「初年度(入学年度)納付金」の状況を公表した。初年度納付金(総額)の平均は、前年度より7,496円増の92万6,290円。もっとも高い学校で189万2,000円、もっとも低い学校で63万9,800円だった。

 初年度納付金(入学年度納付金)とは、授業料、入学金、施設費およびその他毎年度納付する金額のこと。調査対象校は都内所在の私立高等学校231校、休校中などの学校は含まれていない。コースなどによって学費が異なる場合はそれぞれ1校として計算しているため、延べ269校の平均額を算出している。

 2019年度初年度納付金(総額)は平均92万6,290円で、前年度(2018年度)より7,496円(0.8%)増加した。各費目の平均額は、「授業料」が前年度比5,201円増の46万546円、「入学金」が前年度比669円増の25万1,048円、「施設費」が前年度比613円減の4万2,346円、「その他」が前年度比2,239円増の17万2,350円。なお、初年度納付金には含まれないが、生徒非募集校を除いた215学科の「検定料」の平均は、前年度比133円増の2万2,626円だった。

 初年度納付金の「値上げ」を行ったのは47学科。値上げ率の内訳をみると、20学科が「5%以上」、3学科が「4%以上5%未満」、3学科が「3%以上4%未満」、6学科が「2%以上3%未満」、13学科が「1%以上2%未満」、2学科が「1%未満」。値上げ額の高い学校は、東洋女子の16万2,000円(値上げ率27.5%)がもっとも高く、ついで村田女子(全学科)の12万円(同14.9%)、実践学園の9万800円(同10.4%)だった。

 そのほか、2学科が「値下げ」を行い、220学科が「据置き」としている。10年以上初年度納付金(総額)を据え置いている学校は69校あり、頌栄女子学院(非募集校)が28年連続、大東学園、帝京大学、錦城の3校が27年連続、武蔵野が26年連続、錦城学園が25年連続だった。

 初年度納付金がもっとも高い学校は、189万2,000円の玉川学園高等部(普通・IBクラス)、ついで176万2,200円の桐朋女子(音楽)、147万円の文化学園大学杉並(普通・ダブルディプロマコース)。一方、もっとも低い学校は63万9,800万円の鶴川、ついで73万2,250円の淑徳(普通・留学類型)、75万2,000円の東洋女子だった。

 各校の学費一覧は、東京都Webサイトに掲載。全日制は男子校・女子校・男女校別にまとめられている。そのほか、定時制・通信制、特別支援学校(男女)の学費状況も確認できる。
《黄金崎綾乃》

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