河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2018年12月13日、2019年度大学入試直前動向を発表した。国公立・私立とも、情報系の学部系統・分野で志望者が1割以上増加している。 河合塾が2018年10月に実施した第3回全統マーク模試は、31万人を超える受験生が参加した。国公立大志望者は前年比98%とやや減少、私立大志望者は前年比96%と国公立大よりも減少率が高くなった。 志望動向を学部系統別にみると、国公立大は理系学部よりも文系学部の人気がやや高い。文系学部は「文・人文」「経済・経営・商」で前年並み、「社会・国際」「法・政治」で志望者が増加している。理系学部は、「理」「工」で前年並み、「農」「医」「薬」「看護」「生活科学」で志望者が減少している。 一方、私立大学は文系学部で志望者が減少している。特に「経済・経営・商」で前年比94%と大きく減少。理系学部は国立大と同様、「理」「工」で前年並み、「農」「医」「薬」「看護」「生活科学」で志望者が減少している。 国公立・私立とも「総合・環境・情報・人間」(学際系)や工学系の「通信・情報」分野は志望者が大きく増加している。学際系の「情報」分野は、国公立・私立とも全体の志望者が1割以上増加。工学系の「通信・情報」分野も志望者が1割以上増加しており、他分野との人気の差が鮮明となった。河合塾は「ビッグデータの活用や人工知能(AI)など情報技術の発展に対する期待感の高まりが背景にあるだろう」と分析している。 Kei-Netではこのほか、2019年度入試情報として「入試難易予想ランキング表」「大学入試全体スケジュール」「受験料・学費に関する情報」「新設大学・増設学部・学科一覧」などを掲載している。
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