題して、「プラレール博 in TOKYO~超デカッ!プラレールトンネル登場!~」。池袋 サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル(東京都豊島区)で4月26日~5月6日、11日間にわたって開催されるプラレール祭りのリアルを、“斜めからの角度”でみていこう。
◆プラレールには複数の黄金期がある
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第二期黄金時代は、1987年からの3年間。国鉄が解体され民営化、JRが誕生したのが1987年。このころミニ四駆ブームや、青函トンネル開業、新幹線のぞみ、新幹線つばさが登場し、スーパーファミコンが発売された。
2010年代になると、蒸気を再現したトーマスセットや、ホームドアがついた高架駅など、リアルさを追求した商品が広がり、新幹線変形ロボ シンカリオンや、スピードを切り替えられるキットなどを続々と出していく「新たなチャレンジの継続」の時代に入ってきた。
そんなプラレールの歴史も、実機と年表で俯瞰できて、パパやママにとってもおもしろい。
◆同形式でも微妙に違うモデルがある
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ドクターイエローも歴代がならぶ。カラーの微妙な違いもおもしろい。新幹線700系にいたっては、3種類あるうえに、ヘッドライトの点灯有無や、ルーフのディティールに違いがある。直近モデルは、JR東海所属の編成番号「C22」まで記されている。
このほか、新幹線500系、国鉄急行型165系、山手線歴代形式、京成スカイライナー歴代形式、成田エクスプレス歴代形式など、いろいろ見比べてみると、時間を忘れて見入ってしまう。
◆タカラトミーが立ち上げた新会社の新造車両がある
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この60周年ベストセレクションセットは、人気のレールや情景パーツ17種、計47点と3両編成の車両1点が同梱されたオールインワンセット。同セットに含まれるレール・情景パーツは、昭和から平成の間に人気が高かった組み合わせを再現。
さらにおもしろいのは、このセットに含まれる車両が、まったくの妄想車両。架空の設定の鉄道会社、プラレール鉄道のなかを走る新型車両「P001系 レッドフライナー」がセットに入っている。
P001系レッドフライナーは、プラレール鉄道のエアポート特急車両というポジション。戦闘機のコックピットのようなカノピー的な運転室、先頭寄りルーフにつくシングルアームパンタグラフが印象的。「こんな列車、あってもいいよな」って思っちゃうプラレール鉄道のフラッグシップモデルも、このイベントで間近にみることができる。
◆想像力と妄想がとまらない力がある
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そんな妄想はさておき、「プラレール博 in TOKYO~超デカッ!プラレールトンネル登場!~」は、約400編成のプラレールが走行する巨大ジオラマ内に出現した「プラレールトンネル」をはじめ、「うわっすっご!」と唸るものばかり。子どもたちが大はしゃぎするコーナーはもちろん、パパ・ママも思わず「へえ!」ってなる展示もいろいろあるから、ファミリーでプラレールの奥深さを体感してみて。