【思考力の身に付け方】受験で差がつく…平面図形・空間図形のトレーニング(8)

 一般的な中学受験の算数入試では通常、図形の出題率が問題全体の3分の1程度を占める。本企画では、トレーニングのきっかけとして「算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング」から、思考力と空間認識力を養う問題を紹介する。

教育・受験 小学生
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 一般的な中学受験の算数入試では通常、図形の出題率が問題全体の3分の1程度を占める。駒場東邦中学校・高等学校など一部の学校においては、約半分を図形問題が占めるという。

 公式の暗記と異なり、受験直前の詰め込みでは対応しきれないのが、図形問題の特徴だ。空間認識力だけでなく、さまざまな条件を考慮し、いくつも筋道を考えて、その中からもっとも良いと思うことを選択する力。そのスキルを測り、鍛えることは思いのほか難しい。

 本企画では、そのきっかけとして「算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング」から、思考力と空間認識力を養う問題を紹介する。駒込高等学校や郁文館高等学校の推薦入試において、一定の級以上の合格実績で優遇措置が取られる「算数・数学思考力検定」のサポート教材にもなっている問題集だ。東京学芸大学名誉教授の杉山吉茂氏、元早稲田大学教育学部・教授で数学教育を専門とする渡邊公夫氏らが監修。

 今後もますます増えると予想される、考えるプロセスや思考力が問われる入試。図形問題で、いざトレーニング開始。
(問題提供:iML国際算数・数学能力検定協会)

「算数ラボ 図形空間認識力のトレーニング6級」より



問題:家までの道順



 (1)みつるさんは花子さんと遊ぶ約束をしました。花子さんに教えてもらった次の道順のメモの通りに花子さんの家に向かいます。

 第一駅北口を出て、北へ直進→4つ目の交差点を東へ→花屋のある交差点の、さらに次の交差点を南へ→1つ目の交差点を西へ→4つ目の交差点を南へ→1つ目の交差点を東へ→2つ目の交差点で、デパートを右に見るように進み→4つ目の交差点を西へ→3つ目の交差点で、西ではない、第一駅から遠ざかる方角へ→2つ目の交差点の手前に花子さんの家がある。

 次の問いに答えなさい。

 下の図は第一駅北口周辺の地図です。花子さんの家はどこですか。ア、イ、ウ、エの中から1つ選び、その記号を答えなさい。




(2)みつるさんは、花子さんの家に向かうとちゅうでメモをなくしてしまい、迷子になってしまいました。そこでみつるさんは花子さんに電話をして、花子さんの家まで案内してもらうことになりました。花子さんは家までの道を次のように伝えました。

 みつるさんはいま、私の家から東へ直進→2つ目の交差点を左へ→1つ目の交差点を、東と西のうち、私の家から遠ざかる方角へ→1つ目の交差点を南へ→6つ目の交差点を西へ→2つ目の交差点の手前のところにいるから、私が言った道を逆にたどれば、私の家に着くわよ。

 次の問いに答えなさい。

 みつるさんは、どこにいますか。①、②、③、④の中から1つ選び、その番号を答えなさい。

解答は次のページへ。
《編集部》

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