東海地方から関東地方にかけての鉄道各社は10月10日、台風19号が猛烈な勢力で日本列島に接近していることを受けて、10月12日から翌13日にかけて計画運休を実施する予定であることを相次いで発表している。9月9日に上陸し首都圏を襲った台風15号により、千葉県内を中心に甚大な被害を受けたJR東日本では、首都圏エリアの在来線や新幹線で列車の運行を取り止めるとしており、10月11日10時30分頃に詳細な計画をアナウンスする予定。首都圏の私鉄では、東武鉄道(東武)が10月10・11日の浅草発『尾瀬夜行2355』の運休を決定。小田急電鉄(小田急)は10月12日の特急ロマンスカー終日運休を決定している。静岡県の大井川鐵道では『SLかわね路号』をはじめとする10月12日9~14時台に始発駅を発車する10本の列車の運休を決定している。気象庁の情報によると、12時現在、父島の南西約440kmに位置する台風19号は、中心気圧915hPaと猛烈な勢力を維持している。10月12~13日には東海地方や関東地方、東北地方が70%の確率で予報円の中心に入るとしており、台風15号と同様に首都圏直撃の怖れが出てきている。