大学スマホサイト総合ランキング、1位・2位が逆転

 日経BPコンサルティングは2019年10月25日、「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査2019-2020」を発表した。総合ランキング1位は「名古屋市立大学」、2位は「東京工科大学」が選ばれ、前回(2018-2019)の1位と2位が入れ替わった。

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 日経BPコンサルティングは2019年10月25日、「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査2019-2020」を発表した。総合ランキング1位は「名古屋市立大学」、2位は「東京工科大学」が選ばれ、前回(2018-2019)の1位と2位が入れ替わった。

 「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査」は、大学のスマートフォンサイトを使いやすさの観点から評価したもの。対象サイトは国立大学62校、公立大学22校、私立大学176校の260サイトで、前回調査の258サイトから2サイト増加している。調査実施期間は2019年6月上旬~9月上旬。

 総合スコアは、「通信への配慮」「見やすさ」「操作のしやすさ」「トップページ・ユーザビリティ」「サイト・ユーザビリティ」「メインコンテンツへのアクセス」「サイト内検索」「インタラクティブ」の8つの診断指標のもと、合計48項目で審査した。

 総合ランキング1位に選ばれたのは、前回調査で2位の「名古屋市立大学」。前回1位の「東京工科大学」は2位だった。一般に表示されるまでの時間を短くするには、画像を含めページ容量を抑えて転送時間を短くする方法が有効だとされている。東京工科大学のトップページは、前回より減らす努力はされていたものの4MBを切るには至らなかったが、名古屋市立大学は2MB以下に抑えられていた。上位2校の評価はほぼ同じだったが、わずかな表示時間の差が総合スコアに表れたという。

 100位以内に入った大学の中で、上昇幅が大きかったのは「東京家政大学」「久留米大学」「明治大学」など。明治大学は2019年3月にサイトを大幅リニューアル。レスポンシブWebデザインに方向を統一したことで、スマホのユーザビリティが向上した。また、「京都先端科学大学(旧 京都学園大学)」も、大学名変更と2020年4月の工学部新設をアピールするためサイトを刷新したことにより、総合ランキングが11位(前回58位)と上昇している。
《外岡紘代》

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