休校期間こそ学ぶ力を高めるチャンス、「いま」だからこその学びとは

 3月に始まった全国一斉休校は、そろそろ2か月が過ぎようとしている。学校のみならず塾や習い事も休講するところが多く、子どもたちの今の学びに、このままでもいいのだろうかと不安に思う保護者もいるだろう。

教育・受験 中学生
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  • 「学習方法」カテゴリーで中高生がさまざまな学習方法を共有
  • 勉強のスケジュールが立てられるアイテム「キャンパススタディプランナー」
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  • ベネッセ教育研究所「小中学生の学びの実態調査2014年」速報版より 学習の悩み グラフ1抜粋
 3月に始まった全国一斉休校は、そろそろ2か月が過ぎようとしている。学校のみならず塾や習い事も休講するところが多く、子どもたちの今の学びに、このままでもいいのだろうかと不安に思う保護者もいるだろう。

 そこで本企画では、学習ノート共有アプリ「Clear」運営会社・CLEAR(旧社名:アルクテラス)の代表である新井豪一郎氏に、休校期間に子どもたちが「学びを止めない」ために、どのような方法やツールがあり、現役の中高生たちはどのように使いこなしているのかについて寄稿いただいた。

休校期間の子どもたちの姿を見て
保護者たちは不安を抱きがち



 この記事を執筆している2020年4月下旬の時点で、国内では新型コロナウイルス感染を抑えるために公立学校で休校が続いている。

 休校期間中、子どもたちの学習はなかなか進まないものだ。子どもたちがつまらなそうにしていたり、だらだらと過ごしたりする姿を見て、やきもきしている保護者の方も多いことだろう。

 我が家にも中学1年生と高校2年生の子どもがおり、同じように「この子たちはこのままで良いのか」と不安を感じることも一時あった。一方で、私は教育サービスに携わり、教育に関して多くの情報に接する立場でもある。

 そこで、この時期だからこそできる学びについて紹介したいと思う。

休校期間でも家庭で学習する力を高められる



 長期の休校期間中は、子どもたちの学校の勉強は滞りがち。その反面、自由な時間が増えるので、学習する力を高めるチャンスでもあると考えられる。では、具体的にどのようにして学ぶ力を高められるだろうか。

 楽しみながら実践できることのポイントは、以下の3つだろう。

自分が興味をもてることを探求してみる


学習計画を立てて、実践できるようになる


自分に合った学習方法を身に付ける



 1つめの「自分が興味をもてることを探求してみる」ことは、時間があるこの時期だからこそできる体験ではないだろうか。「学ぶことは楽しい」ということを知る貴重な機会にもなる。

 2つめの「学習計画を立てて、実践できるようになる」は、定期テスト対策や受験勉強、探求学習はもちろん、社会人になり仕事に就いてからも重要なスキルだ。できるだけ早期に身に付けさせたい力ともいえる。

 3つめ。「自分に合った学習方法を身に付ける」ことは、子どもたちが楽しく効率的に学習するうえで欠かせないこと。しかしながら、調査によると実に55%の中学生が「上手な勉強方法がわからない」と回答しており、学習方法の習得は多くの中学生にとって重要な課題であることがわかる。

ベネッセ教育研究所「小中学生の学びの実態調査2014年」速報版より 学習の悩み グラフ1抜粋ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査 速報版[2014年]」より抜粋


具体的にどのようなことをすれば良いか



 では外出せずに家庭で、どのようにして自分に合った学習方法を身に付けたり、探究的な学習を行うことができるだろうか。

 近年は、オンラインで学べる教材が急増している。コロナウイルス感染リスクを負わずに家庭で学習できることが多くあるほか、休校対策支援として期間限定で無料公開しているものなどもあるので、いくつか紹介したい。

タブレット端末で参加できる探求学習講座の受講



 探求学習を提供するいろいろな講座の提供が始まっている。中高生向けの一例として「Z会Asteria総合探究講座」があげられる。この「Z会Asteria総合探究講座」はタブレットを使い、アクティブラーニング形式で探究学習を学べるコース。社会問題を題材に映像講義とオンラインでの共同学習を組み合わせ、学びを進めていく。Z会のほかの教材と同様に、レベルはかなり高い。また「Z会Asteria総合探究講座」は休校期間限定で多くの映像講義を無料公開している。活用してみるのはいかがだろうか。

探求的授業を行う塾のオンラインコースに入会



 小学生向けには、探究学舎などがオンラインの探求学習クラスを開設している。オンラインのコースを開設したところ、申込み開始4日間で1,000人分の枠が埋まったという。今後あらためて募集を受け付けるそうだ。

オンライン教材で基礎学力と学習習慣の定着を図る



 勉強が苦手な子どもの多くは、授業の途中の段階でつまずいてしまい、そこを放置したまま授業についていけなくなっていくという共通点がある。休校中の今こそ、基礎学力を立て直し、毎日の学習習慣をつける良い機会といえる。

 そこで注目したいのがオンライン教材だ。タブレット端末やパソコンの画面上で即座に丸付けをしてくれたり、間違えたところを補強するための出題をしてくれたり、教材によっては添削があるなど、「解きっぱなしにしない」工夫が凝らされているものが多い。

 オンライン教材もさまざまあるが、小中学生向けの「デキタス」は非常に気軽に学べることで、注目されている。今なら緊急支援策として特別料金で受講できる。

オンラインで指導してくれる塾を活用



 自分で学習するだけでなく、休校期間中であっても先生から教えて欲しいという要望も多い。楽天とCLEARが共同で運営している「CLEAR 塾えらび powered by Rakuten」では、オンラインで指導を受けられる塾も紹介。教科書内容の指導、探究的な学習など、目的に合った塾を見つけることができる。

アプリを有効活用する



 近年はSNSやアプリで自分のノートを公開したり、「ZOOM」などの会議アプリを利用することで、たとえ離れていても一緒に勉強する時間を共有したりもできるようになった。

 弊社の学び合いアプリの「Clear」は、学生同士の学び合いによって学習の疑問を解決する無料の学習アプリだ。中高生ユーザーや塾の先生が投稿した勉強ノートを参考にしたり、Q&Aのコミュニティに質問を投稿し、ほかのユーザーに勉強を教えてもらうことができる。現在中高生の5人に1人の割合で使われている。

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 Clearの中にある「学習方法」というカテゴリーでは、中高生がさまざまな学習方法を共有。その中から自分に合った学習方法を見つけることができる。

「学習方法」カテゴリーで中高生がさまざまな学習方法を共有

 学習計画を立てて管理する方法はいろいろとあるが、お勧めなのが「キャンパススタディプランナー」だ。勉強のスケジュールが立てられるアイテムで、Clearユーザーの多くが活用し、ノートも公開している。

勉強のスケジュールが立てられるアイテム「キャンパススタディプランナー」

探求的な学習を活発に行うために



 休校期間中、Clearでは「休校学習」というカテゴリーが作られている。ここでは、中高生が自らテーマを決めて学習をしているノートが投稿されている。

 投稿されているものの一例としてタイトルをあげるが、「ゲームプログラミング」「韓国語」「コロナウイルスに関する研究」「相対性理論」など、実に多様な学びのテーマがあげられている。こうして共有することで、学んでいる本人は誰かの目に触れることができるために学ぶモチベーションにつながる。一方ほかのユーザーにとっても、同年代の誰かが主体的に楽しんで「探求的な学習」を行っている姿は、良い刺激になるのではないだろうか。

「休校学習」カテゴリー
 この休校期間は、現在のところゴールデンウィークまでとされているところが多いが、状況によっては延期されることも想定される。しかしだからこそこうした期間が有益な学びの時間となるよう、保護者には、子どもたちが「今だからこそできる学び」を見つける手助けをしてほしいと考えている。

(協力:CLEAR)
《編集部》

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