物語の続きを自由に書く新発想の国語ドリル…田丸雅智著

 かんき出版は2020年6月3日、「ショートショート とってもふしぎな創作ドリル」を発売した。ショートショートの名手である田丸雅智氏が手がけた新発想の国語ドリルで、物語の続きを自由に書くことで判断力や思考力を育む。価格は1,100円(税別)。

教育・受験 小学生
 かんき出版は2020年6月3日、「ショートショート とってもふしぎな創作ドリル」を発売した。ショートショートの名手である田丸雅智氏が手がけた新発想の国語ドリルで、物語の続きを自由に書くことで判断力や思考力を育む。価格は1,100円(税別)。

 「ショートショート とってもふしぎな創作ドリル」は、「情熱大陸」の出演など各メディアから注目を集める現代ショートショート作家・田丸雅智氏による、子どものための新しいタイプの国語ドリル。収録されている全15話の「みじかくてふしぎな物語」はどれも途中で途切れていて結末まで書かれていない代わりに、原稿用紙のマスが設けられ「つづき」を子どもたち自身が自由に考えて書き込めるようになっている。

 「つづき」にはどんなことを書いてもOK、そのひとつひとつすべてが正解だという。決められたひとつの正解を探すのではなく、オリジナルの物語を考えることで、「読む力(判断力)」「考える力(思考力)」「書く力(表現力)」を育む。なかなか思いつかない人のために、アイデアを引き出す「創作のヒント」を掲載しているほか、物語の続きの「ひとつの例」として作者が用意した物語の続きも掲載。純粋に読み物として楽しむこともできる。

 また、2020年新学習指導要領に対応した読解問題にも取り組めるようになっている。ダウンロード特典として物語の続きを書くための特製原稿用紙も用意されており、楽しく読んで、自由に考えながら、国語力を身に付けることができる。

 作者の田丸氏は、2013年から執筆活動のかたわら「ショートショートの書き方講座」を全国各地で開催。90分でアイデア発想から作品完成までを行うという“田丸式メソッド”を使った講座は、小学校から大学までの学校や、企業、カルチャーセンター、イベントスペース、少年院、さらに海外でも行われており、延べ2万人以上が参加するなど好評を博している。講座の内容は、2020年度から使用される小学4年生の国語教科書(教育出版)でも採用されており、今回発売のドリルでも子どもたちの豊かな発想力を伸ばす一助にしたいとしている。

◆ショートショート とってもふしぎな創作ドリル
発行日:2020年6月3日(水)
定価:1,100円(税別)
体裁:B5判、並製、112ページ
取扱先:全国の書店やオンライン書店など
【目次】
01:月を吸う
02:目玉
03:湖の移動
04:エム
05:雲ヒツジ
06:骨のオシャレ
07:部首体験キット
08:彫刻のエステティシャン
09:喉の手
10:公園のジャングル
11:星捕り
12:サメごっこ
13:雨のコーヒー
14:トウノコ
15:縄ヘビ
《畑山望》

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