定期テスト廃止した工藤校長の最新作「きみを強くする50のことば」6/24発売

 かんき出版は、公立中学校で定期テストや固定担任制を廃止するなど大胆な改革を行った工藤勇一氏の最新作「きみを強くする50のことば」を2020年6月24日に発売する。子どもたちに伝えたい「生きるためのヒント」をストレートな言葉で綴っている。

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 かんき出版は、公立中学校で定期テストや固定担任制を廃止するなど大胆な改革を行った工藤勇一氏の最新作「きみを強くする50のことば」を2020年6月24日に発売する。子どもたちに伝えたい「生きるためのヒント」をストレートな言葉で綴っている。

 著者の工藤勇一氏は、東京都の千代田区立麹町中学校で校長を務めていた際に、定期テストを廃止、固定担任制もなくすなど、「学校の当たり前」を見直した驚きの教育改革で注目を集めた。現在は、横浜創英中学・高等学校校長。初の著書「学校の『当たり前』をやめた。─生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革ー」(時事通信社)は10万部を超えるベストセラーになった。

 「きみを強くする50のことば」は、「自分をきたえるヒント」「人とつながるヒント」「学ぶときのヒント」「挑戦するためのヒント」「楽しく生きるヒント」の5項目に分け、全50のメッセージを掲載。「自分をきたえるヒント」のひとつとして、「『当たり前』を疑ってみる」をあげている。「みんながやっているから」「前からそうだから」って、それが正しいこと、 ベストなこととは限らない。 当たり前を疑うことで、 見えてくることがあるよ、と自分を強くしてくれる言葉が並ぶ。

 工藤校長は、「自律」と「尊重」について、小学生にもわかりやすくできるだけ具体的な表現でまとめている。もし臆病な自分に別れを告げたいともがいている子がいたならば、この本を読んで新しい自分に出会うヒントを見つけてほしいという。「楽しく生きるヒント」のひとつに「学校の外にも学べる場ある」とし、「もし学校に行くのがつらいなら、 無理に行かなくたってかまわない。 ほかにも学べる場はあるし、 社会とつながる方法もある。 学校に通うことにこだわらなくても、 立派な大人になれるんだ」と優しくストレートな言葉を添えている。

 「きみを強くする50のことば」は128ページ、1,300円(税別)。6月24日から全国の書店・オンライン書店など(一部除く)で販売する。
《田中志実》

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