東京都は2020年6月18日、2020年度（令和2年度）第1学期末に実施する都内私立中学校と高校の転・編入試験について公表した。中学校は広尾学園など84校、高校は東京都市大学付属など109校（このうち全日制は99校）で転・編入試験を行う。 転・編入試験を実施する学校は、東京私立中学高等学校協会が調査を行い、東京都生活文化局がとりまとめて各学期末に発表している。今回、2020年度第1学期末に転・編入試験を実施する都内私立中学校と高校について、2020年6月1日時点の情報を一覧にまとめ、東京都や東京私立中学高等学校協会のWebサイトに掲載した。 私立中学校は、男子校が暁星や成城など7校、女子校が恵泉女学園や富士見など41校、男女校が広尾学園や帝京など36校、計84校で転・編入試験を行う。 私立高校は、全日制99校、定時制2校、通信制8校の計109で転・編入試験を行う。全日制99校のうち、男子校が京華（普通）や佼成学園（普通）など8校8学科、女子校が桐朋女子（普通）や江戸川女子（普通／英語）など52校54学科、男女校が国際基督教大学（普通）や広尾学園（普通・インターナショナルコース）など39校41学科。 一覧には、各学校の募集人員や願書締切日、選抜日、試験科目、面接の有無、合格発表日、応募資格をまとめている。 なお、転学とは、中学校や高校に在籍しており、空白期間がなく、引き続きほかの学校の相当学年に移る場合。編入学とは、高校に入学後、一度退学した後に改めて入学する場合などを指す。学校によっては、応募資格を転勤・転居、海外帰国などに限定している。また、願書受付や選抜を随時行っている学校もある。
