高校生の学習調査、成績上位者ほど勉強「楽しい」

 成績上位の高校生ほど勉強を楽しいと感じていることが、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下「東進」)を運営するナガセが2020年9月3日に発表した調査結果より明らかとなった。

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勉強に対する感じ方
  • 勉強に対する感じ方
  • どのように計画を立てて勉強しているか
  • 学習する範囲が広いとき、どのように勉強するか
 成績上位の高校生ほど勉強を楽しいと感じていることが、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下「東進」)を運営するナガセが2020年9月3日に発表した調査結果より明らかとなった。

 ナガセは、東進が6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して学習状況や課題への向き合い方、将来の夢・目標についての独自アンケートを実施。その中から今回、3教科(高3生は英国地歴もしくは英数理、高2生・高1生は英数国)の合計点で高校生を5つのグループに分け、学力ごとに学習への取組みについて調査した結果を発表した。有効回答数は7万3,795件(高校生のみ、中学生除く)。

 自身の勉強に対してどう感じているか、5つの選択肢から選ぶアンケートでは、いずれのグループも「楽しいが、苦痛なときもある」が最多。これと「とても楽しく、どんどん学びたい」の2つが、勉強を「楽しい」と感じているという回答であり、もっとも成績上位のグループの2つの合計は71.6%。高得点のグループほど勉強が楽しいと感じている傾向にあることがわかった。

 どのように計画を立てて勉強しているか、4つの選択肢から選ぶアンケートでは、「計画を立て、うまくいかない部分は修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる」という回答が高得点のグループほど比率が高い傾向に。一方、「計画を立てたいが方法がわからない」という回答が低得点のグループほど比率が高い傾向にあった。

 学習する範囲が広いときどのように勉強するか、4つの選択肢から選ぶアンケートでは、「全体を通してどこが重要なのかを考え、時間のかけ方を調整して勉強する」という回答が高得点のグループほど比率が高い傾向に。割合は、もっとも成績上位のグループが38.9%だったのに対し、もっとも成績下位のグループは32.4%だった。
《桑田あや》

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