【高校受験2021】北海道公立高、北広島・市立札幌藻岩など14校で学級減

 北海道教育委員会は2020年9月7日、公立高校の生徒募集人員などを含む「公立高等学校配置計画」を発表した。2021年度生徒募集では静内(普通)、本別(普通)など10校で学級数を増やす。一方、北広島(普通)、市立札幌藻岩(普通)など14校で学級数を減らす。

教育・受験 中学生
学級減
  • 学級減
  • 中学校卒業者数、欠員の状況
  • 定員および中学校卒業者数に対する割合
  • 学級増
  • 再編統合など
  • 募集停止
  • 再編整備・移管
  • 職業学科の学科転換(再編によるものを除く)
 北海道教育委員会は2020年9月7日、公立高校の生徒募集人員などを含む「公立高等学校配置計画」を発表した。2021年度生徒募集では静内(普通)、本別(普通)など10校で学級数を増やす。一方、北広島(普通)、市立札幌藻岩(普通)など14校で学級数を減らす。

 「公立高等学校配置計画」は、中学生の進路選択に十分な検討時間を確保するため、毎年度、3年間の具体的な高校配置計画とその後4年間の見通しを示したもの。2020年9月7日に公表された計画は、2021年度から2023年度までの高校配置の計画を策定し、2024年度から2027年度までの見通しを示す。なお、1学級の定員は40人とする。

 2021年3月の中学校卒業者数は、前年比1,492人減の4万1,004人と推計される。2021年度の公立高校の募集定員は、全日制が前年度(2020年度)比600人減の3万730人、定時制が前年度比80人減の2,240人、中等教育学校が前年度と同じ240人を予定。

 計画によると、2021年度に学級数を増やす学校は、長沼(普通)、砂川(普通)、札幌真栄(普通)、岩内(普通)、静内(普通)、森(総合)、美瑛(普通)、鹿追(普通)、本別(普通)、標津(普通)の計10校。それぞれ1学級増やす。

 学級数を減らす学校は、滝川(普通)、札幌東陵(普通)、札幌英藍(普通)、江別(事務情報)、北広島(普通)、市立札幌藻岩(普通)、登別青嶺(普通)、苫小牧総合経済(流通経済)、函館中部(普通)、旭川西(普通)、旭川商業(情報処理)、北見緑陵(普通)、帯広柏葉(普通)、中標津(商業・大学科)の計14校。そのうち、13校がそれぞれ1学級、市立札幌藻岩(普通)が2学級減らす。

 また、再編整備により、伊達(普通)と伊達緑丘(普通)でそれぞれ3学級減らし、新設校で6学級募集する。南幌(普通)で1学級減(募集停止)。女満別(普通)と東藻琴(生産科学)がそれぞれ1学級減らし、新設校(総合)で1学級募集する。職業学科の学科転換(再編によるものを除く)により、中標津が商業科、事務情報科でそれぞれ1学級減らし、総合ビジネス科で1学級増やす。

 そのほか、滝川(普通・理数)、市立札幌藻岩(普通)、伊達・伊達緑丘の再編に伴う新設校(普通)、登別青嶺(普通)、旭川西(普通・理数)、北見緑陵(普通)が単位制を導入。地域連携特例校の導入では、新たに月形(普通)を地域連携特例校とする。協力校の岩見沢東から、出張授業や通信機器を活用した教育活動への支援などを行い、教育環境の充実を図る。

 2021年度北海道立高等学校入学者選抜の日程は、推薦入学面接が2021年2月10日、一般入試の学力検査が3月3日。合格発表は3月16日に行う。
《桑田あや》

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