文部科学省と厚生労働省は2020年12月18日、「受験生のみなさんへ~新型コロナウイルス感染防止のための注事事項~」と題した文書を発表した。「自主検温を行い、体調を把握する」など、普段の生活や外出時、家庭内で心掛けてほしい項目を受験生向けにまとめ、注意喚起している。 2021年度(令和3年度)大学入学者選抜は、コロナ禍というこれまでにない状況下での試験実施になることから、新型コロナウイルスの感染を最大限防止するため、受験生に日頃から心掛けてほしい注意事項を取りまとめて発表した。 注意事項は全16項目。「体調がおかしいときは外に出ない、人に会わない」「自主検温を行い、体調を把握する」「外出は必要最低限にとどめる」をはじめ、外出時については「普段からマスク着用」「食事の際は向かい合わず、会話は最低限にする」「こまめな石けんやアルコールによる手指消毒」「密閉空間、密集場所、密接場面を避ける」をあげている。 家庭内での感染防止では、普段から心掛けることとして「お互いに体調確認(発熱・咳などの症状がある場合は早めの医療機関受診)」「家族は会食など外出先での感染リスクの高い場面をできるだけ減らす」「家族での食事の際にも可能な範囲で距離を確保」の3点を示している。 家庭内に体調のよくない家族がいる場合に心掛けることでは、「同じ部屋での食事や睡眠をとらないような工夫をする」「家族での会話の際もマスクを着用」など6点をあげている。 文書では、「新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染する可能性がありますが、感染した人が悪いということではありません」とも明記。身近に感染者や症状のある人がいても責めることなく、感染症から自分を守る行動を心掛けるよう受験生に呼び掛けている。 また、相談や問合せの窓口として、大学入学者選抜については文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室、新型コロナウイルス感染症については厚生労働省の電話相談窓口(フリーダイヤル)の番号も掲載している。
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