【大学入学共通テスト2021】試験直前の受験生にメッセージ

 大学入試センターは2021年1月8日、「受験直前の受験生に対する理事長メッセージ」を発表した。1月16日・17日に実施される大学入学共通テストに向け、毎朝、自主検温などの健康観察を行い、体調が万全でない場合は、無理して受験せず、追試験を申請するよう呼びかけている。

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受験直前の受験生に対する理事長メッセージ(1月8日付)
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 大学入試センターは2021年1月8日、「受験直前の受験生に対する理事長メッセージ」を発表した。1月16日・17日に実施される大学入学共通テストに向け、毎朝、自主検温などの健康観察を行い、体調が万全でない場合は、無理して受験せず、追試験を申請するよう呼びかけている。

 1月7日に、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の1都3県を対象に緊急事態宣言が発令された。また、大阪府、京都府、兵庫県、愛知県、岐阜県、栃木県、福岡県でも緊急事態宣言が発令される見通しであることが報道されている。

 大学入試センターの山本廣基理事長は1月8日のメッセージで、「大学入試センターでは、受験者のみなさんが安心して試験に臨めるよう、文部科学省や試験を実施する各大学と緊密な連携を図りながら、感染予防対策を徹底したうえで、大学入学共通テストを当初の予定どおり実施いたします」と説明。

 受験生に対しては、「毎朝、自主検温などの健康観察を行い、その結果を『受験上の注意』に掲載している健康観察記録に記録し、試験会場へ持参すること」「発熱・咳などの症状があるなど、体調が万全でない場合は、無理して受験せず、追試験の受験を申請すること」などを求めている。

 試験会場内では、常にマスクを正しく着用し、手指消毒や3つの密の回避などを行い、休憩時間などは、ほかの受験者との会話、交流、接触を極力避けてほしいとしている。事前に申請している人を除いて、マスクを着用せずに受験することはできない。また、換気のため窓の開放などを行うため、厚手の上着などを持参するよう呼びかけている。

 昼食は各自で持参し、他者との会話を控え、指定された時間に自席でとること。食事をとり終えた後は速やかにマスクを着用するよう求めている。

 試験場に到着してから体調が変化した場合も、無理せず監督者などに申し出ること。この場合も追試験の受験申請が可能となる。なお、自宅待機を要請されているなどの理由により診断書の提出ができない場合でも、追試験の受験を申請できる場合があるので、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡してほしいという。

 このほか、文部科学省と厚生労働省による「受験生のみなさんへ」と大学入試センターのWebサイトに掲載されている新型コロナウイルス感染症予防対策などをよく確認し、基本的な感染症対策を徹底するなど、体調管理に十分注意するよう呼びかけている。
《外岡紘代》

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