イングランドのウォリックシャー県ベッドワースに住む男性が、モバイル向けARゲーム『ポケモンGO』で目当てのポケモンを探すために同県のケニルワースまで約25キロ移動し、ロックダウン期間中の「合理的な理由なく外出することを禁じる」法律に違反したとして、200ポンド(約2万8千円)の罰金を課されたことが明らかになりました。英国メディアBBCが報じています。
イングランドでは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐためのロックダウンが実施されており、仕事や教育・保育、生活に必須の活動などの合理的な理由がある場合を除き、自宅から離れたり、外出したりすることが禁じられています。違反した場合、警察はこれを取り締まり、200ポンド(初犯)~6,400ポンドの罰金を課すことが出来ます。
ウォリックシャー県警のスポークスパーソンはこの件について「ウィルスの拡散を抑制するため、皆がそれぞれ果たすべき役割があります」「合理的な理由がある場合を除き、自宅から離れたり外出することのないようお願いいたします」とコメントしています。
実際の位置情報を用い、プレイヤーに移動を促すARゲーム。かつては健康面でのメリットが注目されるなどしましたが、新型コロナウイルスの感染が広がる現状ではこれらのタイトルを最大限に楽しむことが難しくなっており、各ARタイトルがバランス調整・仕様変更などでこの状況に適応しようと尽力しています。また『Minecraft Earth』のように、新型コロナウイルスの影響によりサービス終了を余儀なくされたARタイトルもあります。