埼玉大学は2021年1月29日、2021年度(令和3年度)の入学式を中止すると発表した。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえたもので、長岡技術科学大学も中止を決定している。東京大学は挙行方法の詳細について検討中としている。 埼玉大学は4月8日に開催を予定していた学部・大学院の2021年度入学式を中止することを決定した。これまで、規模の縮小や来場制限など、可能な限りの感染拡大防止策を講じたうえで挙行することを検討してきたが、首都圏での感染拡大が収まらず収束時期も不透明であることから、新入生の健康と安全を考慮し判断したという。入学式の代替措置として、後日、新入生に対する学長からのメッセージ動画の配信を予定し、準備ができ次第、新入生へ連絡する。 長岡技術科学大学は1月6日、4月5日に予定していた2021年度「学部入学式・大学院入学式」の中止を公表。新型コロナウイルス感染症が、首都圏や近畿圏等の大都市部に留まらず、地方へも感染が拡大しており、新潟県内においても感染者が確認され、未だ先行きの見えない状況が続いていることから。式典は中止だが、教職員一同は、新入生の入学を心より歓迎するという。 愛媛大学は1月15日、2021年度入学式を学生代表者のみの参加で、4月6日に挙行することを決めている。代表者以外の学生および関係者も見られるように、式典のようすはライブ配信する。視聴方法などについては、詳細が決まり次第、Webサイトで知らせる。 東京大学は4月12日に入学式の挙行を予定。大学のWebサイト(2020年12月1日)では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、挙行方法の詳細については現在検討中と掲載している。