全国に教室を展開し、英語指導30年以上の歴史と、音楽教育に携わるヤマハならではのノウハウが詰まったヤマハ英語教室。英語に触れるのは初めてという3人の小学生が、小学生英語コースの体験レッスンを受けたようすをリポートする。
ヤマハ英語教室の3つの特長
この日体験レッスンが行われたのはヤマハ英語教室ミュージックスクール鷺沼。入り口で入念に消毒を行い、レッスンルームへ。

今回、体験レッスンを受けたのは、荘樹くん(8歳)、結菜ちゃん(8歳)、明飛くん(7歳)。出迎えてくれたのは、小学生英語コースを担当する、麓結衣子先生。「Hello!Nice to meet you!」の明るい声がけとやさしい笑顔に、子どもたちの緊張もほぐれていく。ふだんのレッスンは子どものみで行われるが、体験レッスンでは保護者も一緒に入室し、授業のようすを見学することができる。
まずはヤマハ英語教室の特長について先生から説明。ヤマハ英語教室では、幼児から中学生までの子どもたちを対象にしたコースを展開している。今回体験する「英語でコミュニケーション1」コースのカリキュラムは次の3つの指導方針に沿ったものだ。
適期教育
ヤマハ英語教室では、「適した時期に適した学びを」という理念のもと、その年齢の子どもたちの特性に寄り添いながら、大好きなことや得意なことを切り口に、楽しく効果的に学べるメソッドを取り入れている。
オールイングリッシュ
指導にあたるのは日本人の先生だが、レッスン内容はもちろん子どもへの声がけもすべて英語。大切なのはジェスチャーや声色、自分の状況やまわりの反応を総動員しながら、相手が話している意図を汲むことだという。子どもたちは日本語で発言しても良く、その発言を先生が英語に言い換えて子どもに返すことで、自然と英語での表現を学んでいく。また、母語が日本語である先生だからこそ、オールイングリッシュで過ごす子どもたちの緊張や不安を汲み取りながら、モチベーションを高めていくことができる。
グループレッスン
レッスンは3名以上のグループで行う。お友達の発言を聞いたりグループワークをしたり、お互いに刺激を受けることができるのがグループレッスンのメリット。相手のことを気遣うやさしさを育て、英語でのコミュニケーションを通して「伝えたい」気持ちを育むためにも、グループで語学を学ぶのは理想的だという。

英語初心者に向けたレッスン
この日体験したコースは、小学1~3年生を対象にした「英語でコミュニケーション1」。「聞く」「話す」を中心に、日常生活で使える基本表現とボキャブラリーを身に付け、英語で自分の意思や気持ちを伝えたり、お友達とやりとりしたりできるようになるのがこのコースの目標だ。また、「読む」「書く」では、アルファベットの音とつづりの結びつきを段階的に学んでいく。
いよいよ、先生から子どもたちに向けての「Let's have fun together!」のかけ声で、レッスンがスタート。先生はテキストの「Food and Drinks」のページを指さしながら「What's this?」と問いかける。子どもたちは「Pizza」など食べ物や飲み物の名前の発音を練習する。

身近な食べ物や飲み物を表現する言葉が続くが、面白いのは、先生の発音をまねしてただ口にするのではなく、手をたたきながらリズムに合わせて声を出すところ。手拍子に合わせて自然と子どもたちの声も大きくなり、言葉がリズムにのっていくようだ。
ゲーム感覚でボキャブラリーが身に付く
次に先生が手にしたのは、習ったばかりの「Food and Drinks」の英単語が描かれたカード。カードをシャッフルし、イラストの一部分だけ見せて子どもたちに当ててもらう。正解すると皆の笑顔がこぼれる。
続いて、先生が目の前でカードを並べ、並び順を覚えたところで裏返し場所をチェンジ。入れ替えたカードの中身を当てる「カード当てゲーム」がスタート。ルールはシンプルだが頭を使うゲームに、すっかり惹き込まれた子どもたち。もちろん、間違っていてもOK。答えてくれた子には、「Amazing!」「Well done!」と先生が褒めてくれるのもとても嬉しそうだ。
ゲームで盛り上がった後は、オーディオブック「The Adventures in Magic Land I」の読み聞かせ。「小学生の男の子が、外国人のお友達の家に遊びに行く」という、子どもたちにとってイメージしやすい身近なシチュエーションだ。物語の内容について先生は英語で質問していく。ストーリーの中には習ったばかりのボキャブラリーやフレーズを使った会話が出てくる。登場人物のやりとりを通じて、習った英語表現が日常の会話の中でどう使われるのかイメージを膨らませやすい構成になっている。

さらに、ボキャブラリーだけでなくフレーズも、足踏みやジャンプしながらリズムに合わせて繰り返す。「I want some pizza!」の表現をすっかりマスターしたところで、一歩先のアクティビティーへと移る。
自分の食べたいものを先生に伝え、渡されたシールで自分のパーティーメニューを完成させる。「I want some salad.」「Anything else?」「I want some juice!」と、楽しそうに自分のメニューを選ぶ子どもたち。習ったばかりのフレーズを正しく使い、自分の意見が言えるようになっている。


「読む」「書く」もしっかり学習
レッスン後半はリーディングとライティングの時間。アクティビティーシートを使い、まず習ったのはアルファベットの大文字の「A」と小文字の「a」。
子どもたちは、アルファベットの「A」を「エイ」と読むことは知っていても、単語の中に含まれた際にどのように発音するのかという知識は身に付いていない。そこで、「Apple」「Alligator」という「A」を使った2つの単語を、先生の正しい発音に沿って何度も繰り返しながら習得していく。
レッスンでは正しい発音のみならず、アルファベットの文字と音との結びつきを意識し、将来的な読み書きの力を育てることを重視しているようすがよくわかる。習ったばかりの文字を一生懸命書いている姿が印象的だった。

4技能をバランスよく
子どもたちがアクティビティーシートを仕上げているあいだ、保護者に向けて、レッスンの振り返りと指導の狙いについて先生から解説。どんなにきれいな発音でもアクセントの位置が違うとネイティブスピーカーには通じないことがあることや、ヤマハ英語教室では英語の音とリズムを大切にしていること、リズムに合わせて楽しく発音しながらアクセントの強弱なども意識していることを説明してくれた。
小学校低学年の子どもは耳が良く、感覚的吸収力も高いという。さらに知的好奇心も高まってきてくる年齢であり、本腰を入れて英語を学ぶのにいいタイミングだという。
「ボキャブラリーもカタカナ英語ではなくて『英語の音とリズム』で身に付けることを重視しています。正しくボキャブラリーを学んだところで、その言葉が出てくるお話を学ぶことで、自分の知っている表現と絵を繋ぎ合わせて何を言っているのかを自分で考えることが大事なトレーニングになります。一語一句聞き取るのではなく、英語を聞いておおまかな内容を理解できるようになることが目標です」(麓先生)。
通常のレッスンでも、物語に出てきた表現をピックアップし、リズムに合わせて練習。まずは聞いて、手拍子をするなど体を動かしてリズムを感じる。先生と一緒に発音し、1人でも発音することを繰り返す。最後は自分の言葉に置き換えて相手に伝えることまでを毎回毎回行っているという。
「これらのステップを毎週のレッスンに取り入れていく中で、自分の思いを自分の英語で伝えられるようになる『コミュニケーション英語』を実践的に身に付けていきます。始めのうちはシンプルなやりとりですが、小学4年生くらいになると過去のことや三人称を使った表現も出てくるようになりますね」(麓先生)。

さらに、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく身に付けることが大切と先生からアドバイス。
「今回の体験レッスンでは『音と文字のつながり』を学びましたが、アルファベットを読めても、単語のなかでいつも『エイ』と読むわけではありません。また、『エ』と『ア』の間の音のような、日本語にない音が英語にはたくさんあります。その『音と文字』を自然につなげていけるように、リズムにのって楽しく練習しました。すべてのアルファベットと音の結びつきをマスターするといろいろな単語を読めるようになり、さらには文章を読めるように、書けるようになっていきます」(麓先生)。

体験レッスンを終えて
子どもは慣れてくるとより活発に発言し、和気あいあいとした雰囲気になってくるという。体験レッスン中も子どもたちの集中が途切れることはなく、マスク越しでも楽しんでいるようすがわかった。最後に、そんな3人の子どもたちとお母さまに感想を聞いた。
荘樹くんとお母さま

「カード当てゲームがおもしろかった」という荘樹くん。楽しそうに体を動かしながらレッスンに参加していた。
「息子は人見知りなところもあって、初めての先生やお友達との英語レッスンで大丈夫かなと思っていました。当てられると “英語で答えなきゃ”と構えてしまうと思いますが、先生のレッスンの進め方がとても上手で、言いたいことや表現したいことを先生が引き出してくれているのがすばらしいと思いました」。(荘樹くんのお母さま)
結奈ちゃんとお母さま

結奈ちゃんは「難しかったり緊張もしたけれど、先生が読んでくれたお話が楽しかった。もっと英語を上手に話したり、書けるようになりたいな」と、ニコニコしながら話してくれた。
「レッスンに来る前は、間違えたらどうしようとか、答えられなかったらどうしようと心配していた娘ですが、いざ始まったら、先生が娘の言いたいことをうまく英語にしてくれて、すぐに緊張もほぐれたようです。間違ったことを言って、次は怖気づいて言えなくなってしまうかなと思いながら見ていましたが、そんな心配もものともせず楽しんでいて、自分の発言に自信がもてたようです」。(結奈ちゃんのお母さま)
明飛くんとお母さま

オーディオブックをいち早く開いて、興味深そうに眺めていた明飛くん。「カード当てゲームが楽しかった。3枚のカードはわかっても、4枚のカードを当てるのは難しかったです」と感想を述べてくれた。
「レッスンを見学していて、一番いいなと思ったのはリズムで発音を覚えること。子どもはきっと、ただくり返すよりも、体を使って覚えたほうが楽しく身に付けられると思いました。先生が英語で読み聞かせをしてくれましたが、英語の物語を読むのは家ではできないし、なかなかそういう機会もないので、毎回のレッスンで読んで聞けるというのはとてもいいですね」。(明飛くんのお母さま)
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教室での対面授業だからこそできる、先生やお友達とのコミュニケーションも子どもにとっての楽しみのひとつであり、子どもが英語を肌で感じる貴重な時間となるだろう。新入学や進級を控えたこの時期、まずは体験レッスンで英語の楽しさに触れてみてはいかがだろうか。
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