【大学受験】東大一般入試、現役生と1浪生の合格率…差は縮小傾向

 SAPIX YOZEMI GROUPの入試情報サイト「東大研究室」は2021年6月11日、2021東大入試状況「一般選抜 現浪別状況」を公開した。現役生と1浪生の合格率は近年縮小傾向にあり、2021年度は例年現役生の合格率が高い理三に加え、文一、文二でも現役生が上回った。

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 SAPIX YOZEMI GROUPの入試情報サイト「東大研究室」は2021年6月11日、2021東大入試状況「一般選抜 現浪別状況」を公開した。現役生と1浪生の合格率は近年縮小傾向にあり、2021年度は例年現役生の合格率が高い理三に加え、文一、文二でも現役生が上回った。

 2021年度東大入試における一般選抜の現浪別状況では、志願者は全科類合計で現役生と浪人生等が2対1と、現役生が3分の2ほどを占めている。合格者の現役占有率は、文一75.7%、文二76.9%、文三63.8%、理一75.4%、理二62.8%、理三83.7%。全科類合計では、合格者の現役占有率71.8%、志願者の現役占有率66.7%と、現役生の合格率が浪人生等より高い状況にある。

 全科類合計の合格率は、現役35.4%、1浪生38.0%、2浪以上その他7.5%。1浪生が現役生を上回るのは例年のことだが、その差は近年縮小傾向にあるという。また、2021年度は例年現役生の合格率が1浪生を上回る理三に加え、文一、文二でも現役生が1浪生を上回った。

 文理別に過去10年間の合格者における現役占有率をみると、文科は2015年以降2021年度まで7年連続、理科は2016年度を除く全年度で志願者の現役占有率を上回っている。受験人口減少にともない東大志願者も減少傾向にあるため、合格率は全体として上昇傾向にあるが、現役の合格率はこの10年でみると文科・理科とも年度によるアップダウンはあるものの大きく上昇している。

 2021年度東京大学の入試結果については、学校推薦型選抜や第1段階選抜、一般選抜最終合格者についても掲載している。
《奥山直美》

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