【大学受験2021】東海大で出題ミス、18人追加合格

 東海大学は2021年7月5日、2月に実施した文系・理系学部統一選抜(前期)の日本史の問題に出題ミスが判明したことを公表した。該当する問題について受験者全員を正答として点数補正し、再度合格判定を行った結果、18人を追加合格とした。

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  • 2021年度東海大学 文系・理系学部統一選抜(前期)における出題ミスについて
 東海大学は2021年7月5日、2月に実施した文系・理系学部統一選抜(前期)の日本史の問題に出題ミスが判明したことを公表した。該当する問題について受験者全員を正答として点数補正し、再度合格判定を行った結果、18人を追加合格とした。

 出題ミスが判明したのは、2021年2月2日に実施した文系・理系学部統一選抜(前期)の日本史の問題。実施学部は、文学部、文化社会学部、政治経済学部、法学部、教養学部(人間環境学科社会環境課程・芸術学科・国際学科)、体育学部(生涯スポーツ学科、スポーツ・レジャーマネジメント学科)、健康学部、観光学部、海洋学部(海洋文明学科、環境社会学科)、経営学部、国際文化学部。2月13日に合格者を発表している。

 6月29日に外部出版社から指摘を受け、6月30日に東海大学入試問題編集部会で該当問題について選択肢に正答が存在しないことを確認。出題ミスが判明した。

 出題ミスが判明した問題については、受験者全員を正答にする扱いとし、受験者全員の点数を補正。その後、再度合格判定を行い、18人を追加合格とした。追加合格者に対しては、電話連絡とともに書面で謝罪と経過説明を実施。今後、追加合格者の希望を確認しながら、入学希望者には本来合格するはずであった学部学科へ入学してもらい、学内の他の学科に入学した者に対しては希望に応じて転学科の措置を講じる。

 再発防止に向けた今後の対応については、基本的な点検作業を確実に行うとともに、複数の担当者による点検を徹底。入試問題作問・校正業務のプロセスを検証し、PDCAに基づく見直し・改善について継続的に取り組む体制を早急に整備するとしている。

※お詫びと訂正:初出時、一部大学名に誤りがあり訂正いたしました。関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます。
《奥山直美》

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