コロナ禍における小学生の気持ち「マスクがイヤ」シルミル研究所

 シルミル研究所は2021年7月16日、小学生の保護者を対象にした「小学生リサーチ」の調査結果を公表。調査から、かきかた鉛筆、通信教育の推奨商品を認定した。また、小学生本人の調査では、コロナ禍で嫌だったことの1位は「マスクをすること」だった。

教育・受験 小学生
入学して困ったこと
  • 入学して困ったこと
  • 入学時に導入した商品・サービス
  • かきかた鉛筆、通信教育の推奨商品に認定
  • コロナ禍で、いやだったこと
  • コロナ禍で「よかった」と思えること
  • コロナ禍で、夢中になったもの
  • 小学生リサーチ
 シルミル研究所は2021年7月16日、小学生の保護者を対象にした「小学生リサーチ」の調査結果を公表。調査から、かきかた鉛筆、通信教育の推奨商品を認定した。また、小学生本人の調査では、コロナ禍で嫌だったことの1位は「マスクをすること」だった。

 園児とママの情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」を発行するこどもりびんぐは、「シルミル研究所」としてリサーチ事業を展開。このたび、小学生の保護者を対象にしたリサーチ事業「小学生リサーチ」を開始し、第1回は新入学アイテムについて調査した。推奨度の高かった3商品を、実際に商品を子どもに使わせている「小学生ママ・パパがオススメする商品(推奨商品)」として認定。調査期間は6月18日~7月1日、「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員、こどもりびんぐアンケート会員で、全国の小学生がいる人466人に対しWebで実施した。

 まず、入学時に困ったと感じる・感じたことを聞くと(複数回答)、「登下校中の事故の心配」50.2%がもっとも多く、「長期休暇がある」29.8%、「子供本人の友達づきあい」20.2%、「PTA等の参加」19.7%、「保護者づきあい」15.7%と続いた。また、入学時に新たに導入した商品・サービスについては(複数回答)、「ランドセル」62.8%がもっとも多く、「学習机」30.1%、「防犯ブザー」25.9%、「通信教育」23.2%、「学童保育(公立)」21.3%となった。

 今回は、新入学に必要な「かきかた鉛筆」と、コロナ禍で需要が伸びている「通信教育」について、メーカー・ブランドの利用内容を調査。利用者が50人以上で「勧めたい」「まあ勧めたい」という人が90%を超える商品は、「三菱鉛筆 uni Paletteかきかた鉛筆シリーズ」「トンボ鉛筆 ippo!かきかたえんぴつシリーズ」「進研ゼミ 小学講座」となった。シルミル研究所ではこの3商品を推奨商品に認定した。

 さらに2021年5月、会員のうち小学生以下の子をもつ保護者に対してアンケートを実施。「可能であれば子供本人が回答する」としたうえで、コロナ禍における小学生以下の子供の気持ちを聞いたところ(複数回答)、代弁を含む248人から回答を得た。「コロナ禍で、いやだったこと」としては、「マスクをすること」60.1%がもっとも多く、「りょこうにいけない」50.0%、「かぞくであそびにいけない」41.5%等が続いた。「給食をだまってたべるのがさびしい」(1年生)、「お兄ちゃんがなったら病気があるから大変だし、妹が赤ちゃんだからなったら怖い」(2年生)等、切実な声もあった。

 一方で、「コロナ禍に“よかった”と思えること」は、「いえであそべる」「テレビがたくさんみられる」「ゲームができる」「おとうさんやおかあさんがいえにいる」等が上位に。自由回答では「マスクをしているから、歯が抜けたときに見られなくてよかった」(1年生)、「手洗いやマスク、消毒習慣がついて風邪をひきにくくなった」(4年生)等のコメントもあった。その他、コロナ禍で夢中になったものは「ゲーム」「アニメ」「ほん」等、家で遊べるアイテムがランクインした。
《田中志実》

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