【中学受験】学校を「休ませる」「休ませない」で意見二分

 CyberOwlが運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラスbyAmeba」は2021年12月28日、中学受験についてインターネット調査の結果を発表した。「中学受験のために学校を休ませるか休ませないか問題」では、「賛成」41.0%、「反対」38.0%と、意見が分かれた。

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中学受験 学校を休ませる?
  • 中学受験 学校を休ませる?
  • 中学受験のために学校を欠席することについて
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  • 中学受験をしなかった(しない)理由
  • 中学受験をした(する)理由
  • 中学受験を考え始めた時期
  • 中学受験のために塾に通い始めた時期
  • 中学受験と習いごとやクラブの両立について
 CyberOwlが運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラスbyAmeba」は2021年12月28日、中学受験についてインターネット調査の結果を発表した。「中学受験のために学校を休ませるか休ませないか問題」では、「賛成」41.0%、「反対」38.0%と、意見が分かれた。

 中学受験についての調査は2021年11月26日~12月15日、全国の小学6年生~大学4年生の子供がいる保護者500人を対象にインターネットで実施。「中学受験する理由・しない理由」「受験勉強と習い事の両立」「中学受験で大切な要素」「中学受験のために学校を休ませるか」等、中学受験に対する本音を調査した。

 調査結果によると「中学受験のために学校を休ませるか休ませないか問題」では、「賛成」「どちらかといえば賛成」をあわせると41.0%、「反対」「どちらかといえば反対」をあわせると38.0%と、その差はわずか3.0%と意見が分かれた。賛成派では、「インフルエンザ等の流行期だから」「目標のために小学校を休むのは正当」「受験勉強を頑張っているので多少はよい」等の意見が聞かれる一方で、反対派では「残り少ない小学校生活で思い出作りの機会を失いかねない」「学校は学力以外の社会性・協調性等、将来的に必要なことを学ぶ場である」「学校を休んで受験勉強しても入学してからついていけない」等の意見が聞かれた。

 「中学受験はしたか?その理由は?」については、「中学受験をした(する)」家庭は34.2%、「中学受験をしなかった(しない)」家庭は65.8%となった。「中学受験をした(する)理由」でもっとも多いのは「教育内容や環境が地元の中学より良いから」が44.5%。ついで「中高一貫なので高校受験をしなくてすむから」が25.7%だった。一方で「中学受験をしなかった(しない)理由」として多くあげられたのが「地元の中学で十分だから」という意見で58.4%と過半数を上回った。

 中学受験を考え始めた時期については、「小学4年生」が28.0%でもっとも多く、ついで「小学5年生」の23.8%だった。また小学3年生以下を合計すると33.1%と、中学受験をしている家庭では、保護者が早い段階から準備をしていることがうかがえる結果となった。

 塾に通い始めた時期については、「小学5年生」が30.2%でトップ。ついで「小学4年生」が27.3%だった。中学受験と習い事やクラブの両立においては、「すべて続けた、または続けている」が41.9%、「一部続けた、または続けている」が26.2%とあわせて68.1%と、7割近くが両立しているという結果となった。

 「中学受験でもっとも大切な要素は?」については、「子供のやる気」が56.4%と圧倒的に多く、同率2位で「親のサポート」と「塾選び」が12.8%、3位には11.6%で「経済力」が続いた。

 今回のアンケートで、中学受験をする家庭は実際には3割程度だったこと、中学受験でもっとも大切なのは「本人のやる気」であることがわかった。また、中学受験を理由に学校を休むことについては受験をしているかしていないかに関わらず、さまざまな意見が飛び交った。

 テラコヤプラスbyAmebaは、調査結果を受け、「実際に頑張って勉強するのは親ではなく子供であることをあらためて考えさせられるアンケート結果となった」と結んでいる。
《川端珠紀》

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