日本トレンドリサーチが実施した「新型コロナワクチンに関するアンケート」で、3回目のワクチン接種には「2回目までと同じワクチンを選びたい」と回答した人が半数を超えることがわかった。また、8割以上の人が2回目のワクチン接種を終えていて、そのうちの約9割が「3回目接種を受ける予定」と回答した。
アンケートは、全国の男女2,900名を対象に2021年12月29日～2022年1月5日の期間中、日本トレンドリサーチが運営するアンケートサイト「ボイスノート」を利用して実施された。
アンケートでは、新型コロナのワクチン接種経験を尋ねた質問に対して「2回受けた」と回答した人の割合は81.7％となり、さらにそのうちの91.9％が3回目の接種を「受ける予定」と回答した。3回目の接種を「受ける予定」理由としては、「コロナにかかりたくない、かかっても重症化したくないから」（50代・男性）、「オミクロン株が流行りだして不安だから」（70代・男性）、「免疫が切れるのが心配だから」（30代・女性）、「受けた方が安心して生活できるから」（40代・女性）、「3回目で抗体量がかなり増えると言われているので」（70代・男性）等、新型コロナへの不安に関する理由が多くあがった。一方、3回目の接種を「受けない予定」と回答した人からは、「副反応がひどすぎたので」（60代・男性）という声や「変異株にどれほど効果があるのか疑問なので」（40代・女性）等の理由が多くあがった。
また、3回目の接種を「受ける予定」と回答した人のうち、84.1％が2回目までに接種したワクチンを「ファイザー」と回答しており、3回目の接種で選びたいワクチンのメーカーを「ファイザー」と回答した人も75.4％にのぼった。過去2回のワクチンメーカー別に集計してみると、3回目の接種に2回目までのメーカーと同じメーカーを選んだ人は「ファイザー」「モデルナ」共に半数を超えた。同じメーカーを選んだ理由として「過去に副反応が少なかった」「交差接種への不安」などがあった。一方で2回目と3回目でメーカーを変えると回答した人からは、「前回の副反応がつらかった」、「交差接種の方が効果があると聞いた」という理由が寄せられた。
