そこで、家庭学習に利用できる無償提供の教材を紹介する。この記事では、おもに小学生の「学び」を支援するサービスについてまとめる。
文部科学省「子供の学び応援サイト」
文部科学省が子供たちの学びを止めないために発信している、学習支援コンテンツポータルサイト。「自由に学ぶ」「学校の教科書等を選ぶ」「学校の先生・保護者が使えるリンク集」に分かれている。提供
文部科学省対象
小学生・中学生・高校生子供の学び応援サイト
経済産業省「#学びを止めない未来の教室」
2020年の全国一斉休校時に、経済産業省が子供たちの学びを止めないために作成したページ。無料で使用できる学びに役立つページが集められている(ただし、サービス終了となっているものもある)。提供
経済産業省対象
小学生・中学生・高校生#学びを止めない未来の教室
科学技術広報研究会 臨時休校対応特別企画
全国の大学・研究機関の広報担当者有志(科学技術広報研究会《JACST》)が、自身が所属する研究機関のデジタルコンテンツの中から子どもたちに見てほしいと思う作品を集め、開設したWebサイト。楽しくてわかりやすくてタメになる動画やゲーム、読み物や工作のほか、特別授業のライブ配信も行われる。なお配信後の特別授業はアーカイブから受講することもできる。提供
科学技術広報研究会対象
小学生・中学生・高校生科学技術広報研究会 臨時休校対応特別企画
ミクロの世界を楽しく学習
理科教育支援活動を紹介するWebサイト内に、「子どもの科学する心」を育むためのコンテンツを掲載。パズルやクイズを通して植物や生物などの日常の中にある、ありふれたものを卓上電子顕微鏡から撮影された画像で見る特集サイトは、子どもたちがミクロの世界への理解を深めるツールとなっている。提供
日立ハイテク対象
小学生・中学生特集サイト「ミクロをもっと身近に。」
バーチャル体験学習
子どもたちの体験活動を支援すべく、国立青少年教育振興機構の助成を受けて無償で配信されているYouTubeの教育コンテンツ。伝統工芸や工場、ジオパーク、科学館、博物館などなど、100点以上の360度映像で、バーチャルな体験学習ができる。提供
情報通信研究機構対象
小学生・中学生バーチャル体験学習
「みらいいチャンネル ~親子でプログラミング・SDGsを楽しく学べる場所~」
子供の未来を切り拓くメディア「みらいい」を運営するイノビオットが配信しているYoutubeチャンネル。プログラミング教育、SDGs学べる動画が配信されている。提供
イノビオット対象
小学生みらいいチャンネル
自宅でできるプログラミング学習コンテンツ
小学校1年生~4年生を対象としたScratch(スクラッチ)と小学校5年生~中学生を対象としたPython(パイソン)の学びコンテンツを動画や教材として用意。このほか、Twitter、Facebookでのプログラミングクイズも。提供
富士通ラーニングメディア対象
小学生・中学生自宅でできるプログラミング学習コンテンツ
漢検協会・家庭学習用教材の無償提供
各種プリント教材やアプリを用意。漢検や文章検のプリントのほか、「いちまると旅しよう!しりもじ漢検」「漢検とニュース(協力:読売新聞社)」「漢検スタート(発売元:イマジニア)」の3本のアプリも楽しめる。提供
日本漢字能力検定協会対象
小学生・中学生・高校生漢検協会・家庭学習用教材の無償提供
ECCジュニア「公開学習ツール」
自宅で待機している子どもたちや・保護者に対して学習プリントが公開されている。提供
ECC対象
小学生【ECCジュニア】『公開学習ツール』
ベネッセ「進研ゼミの一斉休校対応」
自宅で取り組める学びや遊び、進路選びに役立てることのできるサービスを無料で公開。自宅学習をサポートする勉強通話アプリも。提供
ベネッセ対象
小学生・中学生進研ゼミの一斉休校対応
なお、新中学1年生(2022年2月時点の小学6年生)~新中学3年生までを対象に、自宅学習教材の無償提供も実施している。申込みは2022年2月20日まで。※2月1日追記
「進研ゼミ中学講座」が自宅学習教材を無償提供
教育系YouTuber・葉一氏の授業とテキスト
YouTubeチャンネル「とある男が授業してみた」で人気を博している教育系YouTuber・葉一氏の公式サイト「19ch(塾チャンネル)」では、小学生、中学生、高校生を対象にオンライン授業とテキスト公開している。2,000本以上の勉強動画、授業のテキスト(PDF) が全て無料。登録、課金は必要なし、アプリも不要。休校期間に限らずいつでも利用できる。 ※1月21日追記提供
教育系YouTuber・葉一対象
小学生・中学生・高校生19ch(塾チャンネル)
ワンダーラボオリジナル問題集
家庭で取り組みやすい問題を集めた問題集を無償公開。思考力と創造力を引き出すSTEAM教育領域の教育プログラム「ワンダーボックス」、考えることが好きになる知育アプリ「シンクシンク」より、家庭で手軽に楽しめる問題や、遊びの提案を集めたものとなっている。ワンダーボックス保護者向け情報サイト「ファミサポ」よりダウンロードできる。 ※2月2日追記
提供
ワンダーラボ対象
小学生ワンダーボックス保護者向け情報サイト「ファミサポ」