国内の1日の新規感染者、初の10万人超…新聞ウォッチ

「鬼は外、福を内」の節分の翌日のきょう(2月4日)は「立春」。暦の上では春の始まりとされる日のようだが、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大に歯止めがかからないうちは、「春うらら」のように希望に溢れるような気分にはなれない。

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東京の大規模接種会場(1月31日)
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「鬼は外、福を内」の節分の翌日のきょう(2月4日)は「立春」。暦の上では春の始まりとされる日のようだが、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大に歯止めがかからないうちは、「春うらら」のように希望に溢れるような気分にはなれない。

そんな中で、大阪市による入力遅れの上乗せ分を含めると、新規感染者が全国で10万4470人となり、初めて10万人を上回ったという。また、国内の累計感染者も300万人を超えたそうだ。

きょうの各紙も「国内感染初の10万人超、累計も300万人」などと報じているが、振り返れば、感染者は東京五輪開催中の2021年8月に100万人に達し、約5カ月後の今年1月20日に200万人を突破した。その後2週間で約100万人増えて、大きな節目である累計300万人を超えており、オミクロン株の感染力の高さが際立っているようだ。

オミクロン株による感染拡大に歯止めがかからず、医療体制や社会機能への影響が深刻になりつつあるが、政府は、新型コロナの対応策の「まん延防止等重点措置」の適用期限が2月13日までの東京、愛知、長崎など13都県について、まん延防止措置を延長する方向で検討に入ったという。きょうの読売が1面トップで報じており、「延長幅は2~3週間で調整。来週10日にも判断する方針だ」とも伝えている。

最近は友人らと電話やメールでのやり取りも「孫が保育園で感染した」とか「息子が職場で濃厚接触者になった」などという話ばかりでオミクロン株が身近に迫っているのを感じた。最後のあいさつも「お互いコロナに気を付けて、お大事に」で締めくくるようなった。折から、冬季五輪が中国の北京市できょう開幕するが、開催期間中、果たしてコロナ以外にも、アスリートの活躍などを話題にする日がやって来るだろうか……。

2022年2月4日付

●まん延防止13都県延長検討、政府2~3週間調整(読売・1面)

●日本先陣飾る、アイスホッケー女子快勝北京オリンピックきょう開幕(読売・1面)

●任天堂「スイッチ」1億台(読売・8面)

スズキ42万台改善対策(朝日・29面)

●パナ、電動自転車2000台リコール(朝日・29面)

●JR函館線一部廃線へ、長万部-余市バス転換地元同意(毎日・26面)

●国内感染初の10万人超、累計300万人超え(東京・1面)

●社説、日産連合は着実な再出発を(日経・2面)

●自動運転車向け保険料、ソフト提供会社が負担、損保ジャパン(日経・10面)

●ベンツ、タイでEV生産(日経・12面)

●生産計画引き下げ、今月ホンダ・日産、部品調達難で(日経・15面)

●春季交渉22、「脱一律賃上げ」加速も、トヨタ労組、12業種・階級で一覧化(日経・15面)

国内の1日の新規感染者初の10万人超、東京など13都県、まん延防止延長も[新聞ウォッチ]

《福田俊之@レスポンス》

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