リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「学校選択問題・数学」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。
<学校選択問題・数学>講評
(スクール21 提供)
全体として、ここ数年でもかなり難度の高い内容でした。平均点は昨年に比べ、低くなると予想されます。
大問1・小問集合
全部で10題出題されました。基本的な計算問題のほか、解きづらい問題も見られました。
例年と比べ、やや点の取りにくい問題が多かったようです。
今年から試験範囲に追加された「箱ひげ図」の問題も出題されましたが、基本的な問題でした。
大問2・図形(作図)、関数
(1)は応用問題でしたが、学校選択問題を受ける受検生ならば、正答しておきたい問題でした。
(2)の関数の問題は、図形の特性も利用して解く問題でしたので、難しかったと思います。自分で「ポイントとなる図形」を見つけ出せるかが鍵となりました。
大問3・確率問題
確率が大問で出題されるという、珍しいパターンでした。学力検査問題と設定は同じでしたが、そこに1題追加された形でした。図形の性質も利用して考えるような問題でしたので、初めて見た受検生も多かったと思います。
問題文に解く手順が長く書かれていたので、問題文をよく読んでそれに従って考えることのできた受験生の中には、正答に辿り着けた人も多かったと思います。
大問4・平面図形
学力検査問題と同じ問題でした。
(1)は教科書などで見覚えのある問題でした。
(2)は補助線を引いて相似を見つける問題で、難しい問題でしたが、学校選択問題を受ける受験生であれば、正答しておきたい問題でした。
大問5・立体図形
大変難しく、問題を解きながら焦った受検生も多かったと思います。ただでさえ立体図形は苦手とする受験生が多い上に、その立体を切断して複雑な形を考えるような問題でした。
設問が3つありましたが、最初の(1)は何とか正答したい問題でした。
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このレポートは令和4年2月24日(木)に速報としてスクール21により作成されたもの。
協力:スクール21