Worldwide IQ Test「世界でもっとも知的な国々」2位に日本

　Worldwide IQ Testを運営するWiqtcom Inc.は2022年5月16日、2022年に集計した最新データをもとに「世界でもっとも知的な国々」をランキング形式で発表。日本が“世界でもっとも知的な国々”の2位にランクインした。1位は台湾、3位はハンガリー。

教育・受験その他

2022.5.16 Mon 11:45

Worldwide IQ Test　2022年の最新データによる「世界でもっとも知的な国々ランキング」

　Worldwide IQ Testを運営するWiqtcom Inc.は2022年5月16日、2022年に集計した最新データをもとに「世界でもっとも知的な国々」をランキング形式で発表。日本が“世界でもっとも知的な国々”の2位にランクインした。1位は台湾、3位はハンガリー。

　Wiqtcom Inc.は、2019年から世界各地で知能テストを実施しているフィンランドの企業。透明性を信条とし、インテリジェンス（知性・知能）に関するデータや情報を共有することで、個人の知的能力と健康的なライフスタイルの発展を促すことを目指している。Wiqtcom Inc.が運営するWorldwide IQ Testは、信頼性が高く、正確で、文化による偏りが生じない仕様が特徴。特定の言語を話すことや複雑な数学の問題を理解できることといった特定のコミュニティにおける個人の能力判断に偏ることなく、世界中の受験者にとって適切で信頼できる測定ツールとして活用されている。

　2019年から100か国以上の人々の知能を測定し、もっとも平均IQが高い国をランキング形式で発表しているが、今回、2022年に集計した最近のデータをもとにしたランキングを発表。世界でもっとも知的な国々ランキングは、1位「台湾」で平均IQ116.07、2位「日本」平均IQ112.69、3位「ハンガリー」平均IQ111.42、4位「韓国」平均IQ111.36、5位「イラン」平均IQ111.33、という結果となった。

　Wiqtcom Inc.によると、台湾は受験者数が少なくスコアの信頼性は高くないため、データの結果にある種の歪みが生じやすい状態だという。一方、日本ではこれまで多くの参加者がテストを受けており、結果としてより正確なスコアデータが得られている。日本の集計結果はより正確で、説得力の高いものである可能性が高いという。世界と日本の平均スコアを比較したグラフでは、日本のIQ平均点が世界の平均点より10ポイント以上高く、標準偏差は小さくなっている。また、日本人は問題解決や意思決定に長けているというデータも確認されたという。

　日本は、エレクトロニクスや自動車製造、製薬等の分野で世界をリードする企業が数多く存在し、技術力の高さが世界に評価されている。優れた教育システムで識字率も非常に高く、数学と科学の分野では常に世界トップクラスの成績を収めている。こうした国としての特徴やIQ平均スコアの精度をあげるためには受験者が十分とはいえず、今後より多くの年代の人に幅広くテストに参加してほしいとしている。

　なお、Worldwide IQ Testは世界中の学校、大学、学術・教育機関向けに無料テストライセンスを用意している。教師、講師、教授等、学術・教育的指導の立場にある人であれば、Webサイトから無料テストライセンスの申請を行うことができる。