「学制」公布から150年、記念シンポジウム&展示…文科省

 1872年(明治5年)に日本最初の全国規模の近代教育法令である「学制」が公布されてから150年を迎えるのを記念し、文部科学省は2022年9月4日、「学制150年記念シンポジウム」をオンライン開催する。9月1日から30日には、文部科学省情報ひろばで記念展示も行う。

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 1872年(明治5年)に日本最初の全国規模の近代教育法令である「学制」が公布されてから150年を迎えるのを記念し、文部科学省は2022年9月4日、「学制150年記念シンポジウム」をオンライン開催する。9月1日から30日には、文部科学省情報ひろばで「教科書の150年」をテーマに記念展示も行う。

 学制とは、1872年に公布されたわが国最初の全国規模の近代教育法令。2022年9月4日で、公布されてから150年を迎える。文部科学省は、近代化を支えた明治期の教育を振り返るとともに、ひとりひとりの多様な幸せや社会全体の幸せのため、学校での学びの大きな方向性、教育の未来を考えるきっかけにしようと、記念シンポジウム・記念展示を開催する。

 記念シンポジウムは、9月4日にYouTubeによるライブ配信で実施。スポーツ庁長官の室伏広治氏が「スポーツを通じた豊かな人生」、聖ウルスラ学院理事長で元兵庫教育大学学長の梶田叡一氏が「学制150年について」と題して記念講演する。

 パネルディスカッションにはパネリストとして、いとうまい子氏(俳優、ライトスタッフ代表取締役、研究者)、戸ヶ崎勤氏(戸田市教育委員会教育長)、村井美樹氏(俳優、社会教育士応援大使)が登壇。渡邉光一郎氏(中央教育審議会会長、第一生命ホールディングス取締役会長、日本経済団体連合会副会長)がコーディネーターを務める。

 参加無料。事前申込制。参加希望者は、9月1日までにWebの参加フォームより申し込む。

 記念展示会は9月1日から30日までの平日、文部科学省情報ひろばで開催する。「教科書の150年」をテーマに明治初期から現代にいたる教科書やその背景となるカリキュラム関係の資料を展示。「教科書」という切り口から、学制発足以来の教育の歴史を振り返る。また、教育法令等の教育制度の変遷についても当時の貴重な資料等とあわせて展示・解説する。入館無料。事前申込は不要。

◆学制150年記念シンポジウム
日時:2022年9月4日(日)13:00~16:00
形式:YouTubeライブ配信
参加費:無料
申込方法:Webの参加フォームより申し込む
申込締切:2022年9月1日(木)

◆学制150年記念展示
日時:2022年9月1日(木)~9月30日(金)10:00~18:00
※土日、祝日は閉館
※入館は閉館の30分前まで
場所:文部科学省情報ひろば(東京都千代田区霞が関3-2-2)
入館料:無料
事前申込:不要


《奥山直美》

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