金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」は2022年10月7日、金融教育の授業を受けた全国の高校生へのアンケート結果を公表した。今年度から「金融教育」が必須化されたことを受けて実施したもので、高校生の「金融教育」への満足度は8割と評価が高かった。
アンケートは金融教育の授業を受けたと回答した全国の高校生の男女502人を対象に実施。調査期間は9月16日~9月23日、インターネットを利用して行った。
金融教育の授業に対する高校生の評価は、「満足」28.5%、「やや満足」が52.2%で計80.7%と全体的に高い傾向にあり、金融教育のわかりやすさは、「わかりやすかった」が22.7%、「まあまあわかりやすかった」が54.8%と、高校生の4人に3人がポジティブな回答をした。「ためになったか」についても、「とても思った」が36.9%、「思った」が51.0%となり、満足度は「満足」が28.5%、「やや満足」が52.2%と、どの質問も約8割の高校生がポジティブな回答をする傾向にあった。
しかし、成人となる18歳から自身名義で契約可能になるお金に関する契約を結ぶことに抵抗があるか聞いたところ、45.4%の高校生は「はい」と答え、半数近くの高校生は抵抗があるとの回答だった。
その他、18歳になったら自分のクレジットカードを「作りたい」と答えたのは63.7%と半数以上となった他、金融教育を受け、資産形成に「早速取り組んだ」と回答した高校生は7.8%だった。なお、「早速取り組んだ」高校生のうち、実際に取り組んだのは「ポイント運用」が53.8%で最多。ついで「ポイント投資」「仮想通貨」「株式投資」がそれぞれ46.2%、「投資信託」が41.0%と続いた。