高専生対象「インターン・求人サイト」新設…掲載企業募集

 Asian Bridgeのインターンシップマッチングサービス「CareeTern」は、高等専門学校生(高専生)対象の「企業協力型インターン・求人サイト」を2022年12月上旬にリリースする予定。リリースに先立ち、掲載企業の事前申込受付を開始した。先着30社は掲載費無料。

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高専生対象「企業協力型インターン・求人サイト」
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 Asian Bridgeのインターンシップマッチングサービス「CareeTern(キャリターン)」は、高等専門学校生(高専生)対象の「企業協力型インターン・求人サイト」を2022年12月上旬にリリースする予定。リリースに先立ち、掲載企業の事前申込受付を開始した。先着30社は掲載費を無料とする。

 インターンシップマッチングサービス「CareeTern(キャリターン)」は、企業の雇用確保と、全世代(学生~シニア)の採用のミスマッチを無くすことを目的としている。今回、「キャリターン」の一環として「高等専門学校生(高専生)」に限定した求人サービスを開始する。2022年度は、北陸・関東圏の高等専門学校の学生を先行対象とする。掲載企業の地域指定はない。

 高専生の就職率は100%と言われている。しかし、早期離職の流れは収まることはなく、コロナ感染症による社会変化の影響もあり早期離職率は悪化している。その原因を調査したところ、高専本科卒業学生の年齢は20歳であることから、初任給が大学卒業と差を設けることに問題はないが「実力が同じ場合でも大学卒業の同期と給与差が埋まらない」、高専生の学位は「準学士」と呼ばれ、短大卒業と同様の称号であるが、「専門性を持っていても高校卒業と同じ扱いをされてしまう」「大学派閥の中で、能力や結果に応じたキャリアアップ(出世)ができない」の3点が理由として多くあげられた。早期離職の原因の1つは、「企業側の受入れ体制」にあることが明らかになった。

 「高専生対象『企業協力型インターン・求人サイト』」は、高専生を取り巻くキャリア形成や早期離職の問題を解決することを目的とし、企業と高専生が力をあわせ、中長期的に未来を創出することを目指している。そのためには、企業側にも「受入れ体制を整える」ことを協力する必要があると考えた。

 「企業側の受入れ体制」への絶対条件は「学歴ではなく能力に応じて昇給・昇格を決定すること」「実践に近いインターンシップの実施をすること」の2つ。「実践に近いインターンシップの実施をすること」は、選考に入る前に、インターンシップを通して業務内容・企業の雰囲気・働く人等に触れることで、入社後のミスマッチを減少させることができる。インターンシップ期間に条件は設けないが、会社説明で終わってしまうものではなく、実践業務を体験できるプログラムを企画すること。インターンシップの企画サポートはAsian Bridgeが無償で行う。

 インターンシップマッチングの精度を上げるための施策として、Asian Bridgeと学生がキャリア面談を実施し、業界・職種・インターンシップ内容から判断企業を紹介する。ダイレクトリクルーティング(スカウト)機能を搭載しているので、Asian Bridgeを「お気に入り登録」した高専生を対象に、直接メッセージを送ることが可能になり、企業から直接オファーが来ることで、学生のインターンシップの申込率が向上する。企業にとっても、有能な人材確保や早期育成の実現、採用のミスマッチを減らすことが可能になる。マッチング費用は別途発生する。

 2つの絶対条件と「高専卒の特別給与を設定」「高専生の特別入社枠を設定」まで整えている企業は優先的に掲載する。特別キャンペーンとして、高専サービスの主旨に賛同、条件を満たす形で協力できる企業を対象に先着30社は掲載費無料となる。問合せはWebサイトより受け付けている。


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《大田芳恵》

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