2024卒の大学生、就活で重視するのは…給与・待遇、将来性

 ディスコは、2024年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、就活解禁を2か月後に控えた1月1日時点の就職意識調査を実施し、結果を公開した。

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就職先企業を選ぶ際に重視する点
  • 就職先企業を選ぶ際に重視する点
  • インターンシップ等の参加状況と参加後のアプローチ
  • 2023年1日1日時点の本選考受験状況と内定状況
  • 就職活動解禁までの準備の進め方・方針
  • 志望企業との対面での接点

 ディスコは、2024年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、就活解禁を2か月後に控えた2023年1月1日時点の就職意識調査を実施し、結果を公開した。

 調査は、2023年1月1日~6日、インターネットで実施した。対象は、2024年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)で、有効回答数は1,028人(文系男子288人、文系女子327人、理系男子279人、理系女子134人)。

 就職先企業を選ぶ際に重視する点を30項目の選択肢の中から5つまで選んでもらい、文系・理系でどのような違いがあるのかを比較したところ、上位2項目は文理で変わらず、1位「給与・待遇が良い」、2位「将来性がある」の順。いずれも4割を超えポイントが集中しており、文理を問わず多くの学生が重視していることがわかる。文系の3位は「福利厚生が充実している」で、以下「休日・休暇が多い」「職場の雰囲気が良い」と続く。働きやすさに重点に置いて企業選びをしようと考えているようだ。これに対し、理系の3位は「大企業である」で、文系のポイントを大きく上回る(文系21.1%、理系33.7%)。また、「業界内の順位が高い」も文系を上回っており、大手志向が目立つ。

 インターンシップ等のプログラムへの参加経験を尋ね、3か年分のデータを比較した。調査時点で参加経験がある学生は9割超(92.1%)。プログラムの実施日数別に参加状況をみると、もっとも多いのは「1日以内」(89.1%)で、ほとんどの学生が参加経験を持つ。一方で「5日間以上」は約3割にとどまる(29.0%)。ただし、いずれの期間も、参加経験を持つ学生の割合は前年同期を上回っている。

 1月1日時点の内定状況については、「内定を得た」との回答が14.9%。内定取得者の8割超(84.3%)が、インターンシップ等参加企業から内定を得たと回答している。

 3月の就職活動解禁までの準備として、最多は「早期選考を受けたい」で、6割(63.0%)を超えた。ついで、「志望業界・志望企業への理解を深めたい」(51.1%)、「インターンシップにたくさん参加したい」(48.5%)、「受験する企業を絞り込んでおきたい」(45.7%)と続く。

 インターンシップやイベント等で、現時点での第一志望企業と対面で接触した経験がある学生は、5割強(計54.7%)。前年同期調査(計42.6%)より10ポイント以上増加した。特に「複数回ある」の伸びが目立つ(17.4%→27.3%)。行動制限の緩和を受け、企業が対面の機会を増やしていることがうかがえる。なお、調査の詳細はWebで閲覧できる。

《中川和佳》

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