昭和女子大附属昭和小学校「国際コース」2024年度新設

 昭和女子大学附属昭和小学校は、2024年度から「国際コース」を新設し、国語・道徳・社会を除く教科等を英語で学ぶ「英語イマージョン教育」を推進する。週時間65%を英語を学び、海外体験も実施。卒業までにCEFR「B1」(英検2級相当)を目指す。

教育・受験 未就学児

 昭和女子大学附属昭和小学校は2023年1月20日、2024年度から「国際コース」を新設し、国語・道徳・社会を除く教科等を英語で学ぶ「英語イマージョン教育」を推進することを発表した。週時間65%を英語を学び、海外体験も実施。卒業までにCEFR「B1」(英検2級相当)を目指す。

 東京・世田谷区にある昭和女子大学附属昭和小学校は、同キャンパス内に大学院まで揃う総合学園。「世の光となろう」という建学の精神のもと、「Lead yourself~自分リーダーシップの発揮~」を柱に、主体性を育む5つの資質・能力「自分づくり・コミュニケーション・思考力・表現力・持続チャレンジ」を重点に教育活動を進めている。

 英語イマージョン教育が特色の「国際コース」(仮称)は、2024年4月から新設し、これまでの教育活動を「探究コース」(仮称)として設置。2コースの選択制で学びの幅を広げる。さらに2023年中に、特色ある教育を実施する「教育課程特例校」の申請も予定している。

 新設する国際コースは、1クラス36名で、日本人担任1名と外国人担任2名で18名ずつの少人数編成で指導する。授業スタイルは、学習指導要領に準拠しながら、週時間65%を英語で学ぶイマージョン教育を導入する。

 また、「昭和ボストン」をはじめ海外での英語体験、世田谷キャンパス内のブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和、テンプル大学ジャパンキャンパスとの連携強化を図り、グローバルキャンパスの強みを生かした「人と人との交流」を推進。英語と日本語の習得にしっかりと取組み、言語能力を向上させ、卒業までにCEFR「B1」(実用英語技能検定2級相当)の習得を目指す。

 「探究コース」は、定員60名(2クラス各30名)。これまでの教育活動をさらにアップデートし、STEAM教育やICT教育を推進。宿泊体験学習や行事等を通し、非認知能力を育成する他、音楽、図工、体育の3科目をCLIL(Content and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習)に則って学ぶ「e-MAP」や教科連携学習を通し、英語教育も継続して充実を図る。

 各コースの詳細や入試については、同小学校のWebサイトで随時、掲載予定。

《川端珠紀》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top