JAAC日米学術センターは2023年1月29日、第一回「PCDグローバルキャンパス、US.デユアル・ディプロマ・プログラム」修了式を挙行する。第一期生は19名。グローバル教育に力を注ぐ国内の進学校23校と加盟校契約を締結、開講わずか2年で参加生は120名を超える。
同プログラムは、加盟校在校生（中学2年生～高校2年生）を対象に行う2年間のオンライン教育プログラムで、アメリカ東海岸の名門校、プロビデンスカントリーデイスクールの卒業証書が授与される。米高校教師によるライブ授業、オンライン教材による課題の取り組みにより単位を取得。同プログラムで計9科目を履修し、国内高校の取得単位との合算により、卒業に必要な単位を取得、国内高校卒業時（3月）に2つの高校卒業資格が授与されるシステムとなっている。
海外の大学で求められる英語力（アカデミックイングリッシュ力）を、高校在学期間中に高めることができることや、2か国、2つの高校卒業資格がアメリカのハイランキング大学への推薦入学、給付型奨学金を得る道筋が明確に提示されていることが大きな魅力となり、グローバル教育に力を注ぐ国内進学校から高く評価されている。
すでに同プログラムに15名が在学する、郁文館中学・高校の都筑敏史教頭は、「プログラム卒業生に対して、アメリカのトップ5％にランキングされている名門19大学への入学が保障されているディプロマ・プログラムは、他に先例がない」ことが、加盟校締結の大きな理由であったと明かす。また、「PCDグローバルキャンパスが、世界22か国で展開されている国際教育プログラムであることや、メインカリキュラムに加えて、ハーバード大学生たちが来日して実施するクリティカルシンキング力向上のための夏季集中研修、現地本校でのサマープログラム等、多彩なフィジカル・アクティビティーも豊富に提供されることも大きな魅力である」と語っている。
各加盟校は、PCDグローバルキャンパスDDP運営事務局と共に、学内でのプログラム説明会、個別カウンセリング、プログラム入学手続き、プログラム期間中の学習指導等、万全のサポート体制を敷く。前述の渡辺教頭は、プログラム入学時の英語力は、英検2級程度となっているものの、「本当にわが校の生徒がついていけるかとの心配はありました。しかし、今まで一人の脱落者もなく、成績不良の生徒もおりません。帰国子女の生徒のみならず、海外での活躍を夢見るすべての生徒に有益なプログラムだと考えています」と、これからもプログラム参加生数は確実に伸びるだろうと予測している。
◆PCD グローバルキャンパス ジャパンアライアンス加盟校（2022年10月）
神田女学園中学校・高等学校（東京）
日本大学櫻丘高等学校（東京）
森村学園中学・高等学校（神奈川）
郁文館高等学校（東京）
ID学園高等学校（広域通信制・単位制）
かえつ有明中・高等学校（東京）
姫路女学院中学校・高等学校（兵庫）
青陵中学校・高等学校（東京）
聖徳学園中学・高等学校（東京）
横浜清風高等学校（神奈川）
昭和学院中学校・高等学校（千葉）
関東学院六浦中学校・高等学校（神奈川）
京都光華中学校/高等学校（京都）
高槻中学校・高等学校（大阪）
広島なぎさ中学校・高等学校（広島）
親和中学校・親和女子高等学校（兵庫）
城西大学付属 城西中学・高等学校（東京）
福井工業大学附属 福井高等学校（福井）
西武学園文理中学・高等学校（埼玉）
広島女学院中学高等学校（広島）
桜美林中学校・高等学校（東京）
※順不同
