家庭学習の要は、自ら学ぶ力…将来を見越した学びの土台を育む「小学ポピー」

 顧客満足度調査「イード・アワード2022 通信教育」小学生の部で最優秀賞を受賞した「小学ポピー」。2021年に引き続き受賞した背景にある想いや理念とは。ポピー編集部・編集長の大森健史氏とポピー編集部の佐藤有希子氏に教材の特徴やこだわりについて話を聞いた。

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顧客満足度調査「イード・アワード2022 通信教育」小学生の部で最優秀賞を受賞した「小学ポピー」
  • 顧客満足度調査「イード・アワード2022 通信教育」小学生の部で最優秀賞を受賞した「小学ポピー」
  • 毎月学習する教材が届く月刊『小学ポピー』
  • 新学社・執行役員の大森健史氏
  • ポピー編集部の佐藤有希子氏
  • 家庭学習の要は、自ら学ぶ力…将来を見越した学びの土台を育む「小学ポピー」
  • 小学生の学びに必要な教材が適にま多タイミングで届く

 顧客満足度調査「イード・アワード2022 通信教育」小学生の部で最優秀賞を受賞した「小学ポピー」。前年に引き続き、2年連続での受賞となった今回、「小学ポピー」を発行しているポピー編集部・編集部長の大森健史氏とポピー編集部の佐藤有希子氏を取材した。多くの小学生家庭から評価される「小学ポピー」編集にかける想いやこだわり、理念はどのようなものだろうか。

「計画を立て、自ら学ぶ」ポピーが目指す家庭学習の姿

--2021年に引き続き、「イード・アワード2022 通信教育」での最優秀賞の受賞、さらに「効果のある通信教育」「継続しやすい通信教育」「学費の満足度が高い通信教育」の部門賞も受賞されました。おめでとうございます。

大森氏:ありがとうございます。このような栄誉ある賞を2年連続で受賞することができ、大変嬉しく思っています。「小学ポピー」は2023年で創刊50周年を迎えます。無理せずに取り組める内容と量にこだわり、学力の基礎を育むことを大切にして、教材を作ってきました。利用していただいている保護者の方やお子さんたちのお役に立てているとわかり、安堵しております。

--50年間続けるうえで、軸となる考えはどのようなものでしょうか。

大森氏:私たちの目指す家庭学習の姿は「自ら学ぶ力を身に付ける」ということです。50年間の中で、教材の内容や編集方法等はニーズに合わせてブラッシュアップしてきましたが、ポピーを通じて子供たちに「自ら学ぶ力」を身に付けてほしいという考えは変わっていません。今の自分に必要な学習とは何かを把握し、計画を立て、実行するための能力と技術を育めるような教材でありたいと考えています。

毎月学習する教材が届く月刊『小学ポピー』

紙教材だからこそできる「わからない問題」の把握

--「自ら学ぶ力」は、昨今の保護者が子供にもっとも身に付けてほしいと考える「生きる力」のようなものですね。それが育まれる「小学ポピー」の仕掛けや特徴を教えてください。

大森氏:「小学ポピー」は、紙で学習に取り組むことを重視しています。紙で学習することが「自ら学ぶ力」の育成に直結していると考えているのです。

 まず、紙教材であれば1か月で取り組むべき量を物理的に把握できます。取り組んでいる最中も残量を視覚的に捉えることができ、「今日はここまでやろう」など、子供自身が計画を立てやすいと考えています。

 紙教材は、わからないところがあった場合、自ら学習範囲を振り返りやすいというメリットもあります。効果的な学習には、現状を把握し、足りないところを学んで補うことが重要です。「小学ポピー」では、単元ごとに確認テストを用意していて、もしわからないところがあっても振り返りやすいように、該当する単元のページ数を記載して、子供だけでも復習しやすく工夫をしています。子供自身が自分で学びを深めていけるような設計になっています。

 コロナ化により、多くのことがオンラインでできるようになりました。子供たちの学びもデジタル化が進み、GIGAスクール構想による1人1台端末も実現しています。それに比例して、子供たちの学びの幅が広がったことは喜ばしいことでしょう。学校教育においてデジタル学習の比重が増えていくからこそ、家庭教育では「しっかりと紙に書く学習」をすることが重要な時代なのではないでしょうか。自分の手を動かして問題を解くという学習スタイルを、「小学ポピー」は今後も大切にしていきたいと考えています。

--自分のペースで、わかるまで繰り返しできるということですね。部門賞「効果のある通信教育」「継続しやすい通信教育」の受賞背景には、子供目線で考えられた教材の活用方法があるということがわかりました。紙学習を基本としつつ、一方でデジタルコンテンツも充実させていますね。

佐藤氏:私たちも紙一辺倒になるつもりはありません。たとえば隙間時間での学びには、デジタルコンテンツが適していると思います。また、子供たちが苦手とする漢字の書き順のように、動きやおもしろさの要素を加えることで理解しやすい学習もあるでしょう。子供に興味をもってもらい、円滑な学習を行うための導入として、デジタル教材は活用できます。紙教材だけでなく、デジタルコンテンツのブラッシュアップにも力を入れていく予定です。

学校の授業のつまずきをカバーする

--「小学ポピー」の学習カリキュラムについて教えてください。

佐藤氏:私たちの教材は、教科書に合っていて、シンプルで使いやすいことに重点を置いています。通っている小学校の教科書に沿った学習内容となっているうえに、該当する教科書のページも記載しているため、授業に合わせて予習・復習に取り組みやすい作りになっています。

 子供の集中力は長くは続きません。低学年のお子さんなら、なおさらでしょう。短い時間で効率よく学べるように工夫しています。

受賞の喜びを語るポピー編集部・編集部長の大森健史氏

大森氏:私たちは、全国の小・中学校で使われるドリルや問題集、資料集等の学習教材の発刊からスタートした出版社です。学校教材作りのノウハウが、「小学ポピー」には詰まっています。「聞き逃してしまった」「わからなかった」という学校の授業でのつまずきを、「小学ポピー」の教材でカバーできるようにしています。

 「小学ポピー」のワークにある「教科書のまとめ」を見れば、授業で苦手を感じた分野であっても理解できるようになっています。「学校ではわからなかった単元が、ワークのおかげでわかるようになった」という声をもらうことも多く、励みになっています。

--「小学ポピー」の効果的な学習方法はありますか。

大森氏:「小学ポピー」は教科書に沿って編集しているので、毎日、学校で習ったことをその日のうちに家で復習することが良いですね。子供の学齢に合わせた、無理のない分量に設計し、毎日継続しやすいように工夫しています。「何から取り組んだら良いかわからない」という低学年、特に1、2年生のお子さんには、1日1枚取り組む「ひめくりドリル」を用意しています。「学校の宿題と『ひめくりドリル』を1枚、毎日やろうね」など、わかりやすい声掛けができるのではないでしょうか。

 家庭学習の方法に正解はありません。それぞれの子供に合う学習方法がいちばんです。得意科目は予習し、苦手な科目は復習で使っているというご家庭、単元ごとのテストを先にやってから、間違った問題を中心に勉強するというご家庭など、家庭ならではの活用の仕方をされています。いかようにも使える汎用性の高さが「小学ポピー」の良さなんです。

解答・解説集にも「自ら学ぶ力」を育てるための工夫が凝らされている

家庭学習、年齢に合わせた親の関わり方とは

--お子さんが「小学ポピー」に取り組むとき、保護者はどのように関わったら良いでしょうか。

大森氏:小学1、2年生のうちは、親子で一緒に学び、採点は保護者の方がやってあげると良いでしょう。教材の解説・解答集には、保護者の方への具体的な声掛けのアドバイスや、解くときのポイント等も記載しています。解けなかった場合に再度見直すと良い問題も紹介しています。低学年のうちは、何より、お子さんができたことをたっぷり褒めてあげてください。親子で取り組むことで「できた」「楽しい」という経験をすることで、勉強への前向きな気持ちを育んでほしいですね。

 3、4年生は少しずつ親が手を放していく時期です。答え合わせも子供自らできるように、解説・解答集にも保護者向けのポイント解説だけでなく、子供も読みやすいように易しく解説する内容になっています。「できる、楽しい」から「もっとやりたい」という姿勢になれるよう、つまずいているときに声を掛けていくことで、自分で勉強を進められるようにしていくと良いでしょう。

 5、6年生は中学校入学に向け、自分から毎日学習することを身に付けてほしい時期です。4年生までの学習で基盤が整っているので、ひとりで計画をたて、学習を進めることが自然にできるころだと思います。保護者の方は少し離れて見守ってあげてください。採点も子供自身がすることを前提に、解説・解答集も子供向けに編集しています。6年生の秋、11月号からは、中学準備教材も用意しています。

 6年間「小学ポピー」の教材に取り組むことで、「自ら学ぶ姿勢」と「学習習慣」が無理なく身に付くような仕組みになっているんです。

 とはいえ、お子さんによって学習の自立度はバラバラかと思います。学年で一律に区切らず、お子さんの様子を見ながら、各ご家庭で柔軟にポピーの使い方を話し合って決めていただけたらと思います。

紙教材と連動したデジタルコンテンツも追加し、さらなる充実を図る「小学ポピー」

--利用者から、テスト前に「小学ポピー」の別紙テストを活用しているという声がありました。別紙テストとはどのようなものですか。

佐藤氏:「小学ポピー」の別紙テストは、学習内容も形式も学校のテストに模したものです。同じ形式でテストに事前に取り組むことで、本番の点数にも結び付きやすくなると考えているためです。別紙テストで下準備をし、本番のテストで「できた」という経験をすると、子供の意欲も高まりますね。

 とはいえ、6年間もあれば、ご家庭やお子さんによって、さまざまな悩みもあるでしょう。「小学ポピー」には、小学校の元校長先生など教育に関する豊富な経験をおもちの「教育対話主事」の先生方や専門の相談員へ相談できる教育相談サービスがあります。「なかなか自分から勉強しない」「成績が上がらない」などの悩みを、個別に相談することができます。もちろん無料です。

 私たちは添削サービスは行っておらず、採点は各ご家庭にお任せしていますが、その理由は答え合わせの一連の関わりが、保護者の方とお子さんのコミュニケーションにつながると考えるからです。学習内容や、家庭学習において、お子さんも保護者の方も悩みが生じたら、ぜひ「教育対話」の相談サービスを活用してほしいですね。

本当に必要な教材を、ベストなタイミングで届ける

--「学費の満⾜度が⾼い」部門賞も受賞されているとおり、「小学ポピー」がコストパフォーマンスの良さに定評があります。

佐藤氏:子供の成長と学齢に必要なものだけに絞ったシンプルな教材をお届けしています。他の通信教育と比べ、付録がほとんどないぶん、継続していただきやすい価格設定を実現できています。

 付録がついていると、最初は子供も喜ぶでしょう。しかし、次第に付録にばかり目が行ってしまい、教材に取り組む前に集中力が切れてしまうこともあります。また、先ほどご紹介したデジタルコンテンツに関しても、紙教材にプリントされたQRコードをご家庭の端末で読み取っていただき、Webのブラウザで視聴するという仕様にしています。紙教材を基軸に、子供たちの学びに必要なものだけを、簡単でわかりやすい形でお届けすることを大切にしています。

大森氏:「小学ポピー」を選ぶ際の決め手のひとつとして価格をあげていただけることは、努力して低価格を実現させている我々としてもありがたく思います。

 それと同時に、コスパだけでなく、内容の充実度にもご注目いただけると嬉しいです。ワークやテストという基本の教材だけでなく、学年にふさわしい内容の読み物『こころの文庫』、身近な発見や体験から知的好奇心を育てる情報誌『ふしぎがいっぱい PIKARI!!』、保護者向け情報誌『子育て応援情報誌 Popyf +』は毎月届きます。その他、壁に貼れる漢字や九九のポスター、ドリルなど、学習時期に合わせて充実した教材セットをお届けしています。

小学生の学びに必要な教材が適したタイミングで届く「小学ポピー」

 これからも、「小学ポピー」の本当に必要な教材をお届けすることで、子供に必要な学びの力を育むという軸を大切にしつつ、時代に合わせて進化し、長く愛される教材を作っていきたいと思います。

--ありがとうございました。


編集後記

 シンプルだけれど考えつくされ、半世紀に渡って子供たちの学びを支え続けている「小学ポピー」。きめ細かな配慮が行き届いたコンテンツ設計とサービスで、保護者の子育ての伴走者としての役割も担ってきたからこそ、50年間愛され続けてきたのだろう。

 価格設定もさることながら、十分なカリキュラムを提供してくれるため、家庭学習だけで十分な学力を付けることができる。子供にぴったりな通信教材を探している方はもちろん、わが子に学習習慣を付けさせたい、勉強を好きになってほしいと考えたときには、ぜひ試してみてはいかがだろうか。

《田中真穂》

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