各分野のスペシャリストとの出会いと対話…「みらいキャンパス」で広がった、わが子の世界

 ベネッセコーポレーションが提供する、小中学生親子対象のオンライン対話型ライブレッスン「みらいキャンパス」が2023年3月に本格始動する。昨夏に6週間限定で開催されたサマープログラムに参加した3組のご家庭に「みらいキャンパス」の感想や魅力などについて聞いた。

教育・受験 小学生
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 教育サービスのリーディングカンパニー・ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)が提供する、小中学生親子対象のオンライン対話型ライブレッスン「みらいキャンパス」が2023年3月に本格始動する。

 「みらいキャンパス」は既存の教科の枠組みではなく、子供自身の「好き」や「得意」を軸にした「未来の自分を創る」「新しい可能性のカケラを見つける」探究的な学びを提案する新しいプログラムだ。会社経営者やアーティスト、建築士、NPOで活躍する職員等、幅広い分野のスペシャリストを講師に招き、少人数×対話型でロールモデルとなる大人との出会いを全国の子供たちに提供する。

今すぐ「みらいキャンパス」を覗いてみる

 同プログラムは2022年夏に6週間限定のサマープログラムとしてトライアル開催し、好評を博した。講師20人、28講座で実施したサマープログラムを踏まえ、今春からは講師陣を50人に、講座数も70に増強していよいよ本格的にサービスを開始する。「みらいキャンパス」には、どのような魅力があり、受講する子供たちはどのような学びを得られるのか。2022年夏のサマープログラム「みらいキャンパス~Summer Discovery Camp」にお子さまが参加した3名の保護者に集まっていただき、座談会を実施。「みらいキャンパス」の感想や魅力を伺った。

【参加者】
黒木さん:小学4年生男の子のお母さま
門田さん:小学2年生男の子のお母さま
井元さん:小学3年生女の子のお父さま

学校では得られない、新しい出会いと学び

--本日はお集まりいただき、ありがとうございます。まずはサマープログラムで受講した講座と、受講のきっかけを教えてください。

黒木さん:SNSでたまたま広告を目にしたのがきっかけです。興味のあるテーマだったので詳しくみてみたら、講師の方々のご経歴や講座のバリエーションが豊富で、とても魅力的でした。コロナ禍、オンラインでの学びが浸透したとは言え、こうしたスタイルの講座はなかなかないですよね。ベネッセが企画運営しているということも安心できました。受講した講座はインドネシアの文化に触れる「グローバル講座」と、前田鎌利先生の「キッズプレゼンテーション講座」の2つです。

門田さん:「みらいキャンパス」のサマープログラム開催前から、これからの教育に関して考える保護者のコミュニティ「未来会議」が立ち上がっていて、私もそのメンバーとして参加していました。そのコミュニティでの検討が「みらいキャンパス」開講につながったと聞き、参加することにしました。

 わが家が受講したのは、インドネシア文化を知る「グローバル講座」1つのみ。息子に多様性、特に英語圏以外の文化を知ってほしいと思ったことが理由です。インターナショナルの保育園に通っていた息子は、当時は英語だけの環境にいましたが、小学校に進学して急に日本語だけの環境になったことで親子ともにかなり戸惑いました。英語を使う場面が極端に減ってしまい、「英語は保育園時代の友達と遊ぶためのもの」に終始してしまっている現状をもったいなく感じています。

『学校』的な学びの枠組みに窮屈さを感じていると話す、門田さん

 一方で、息子にとっては「外国=英語の国」というイメージが強く、他にももっとたくさんの言語や文化の国があることを知ってほしいと、かねてから思っていました。コロナ禍で現地には行きづらい状況において、現地のようすも見ることができ、多言語で異国の文化を紹介するこの講座が面白そうだと思い、参加しました。

井元さん:私は知人からの紹介で「みらいキャンパス」を知りました。小学生のうちからさまざまな社会人の話を聞けるのは面白いと思ったのと、子供も「やりたい」と前向きだったのが決め手です。これまでもオンオフ問わずにこうした学びの機会を探しては、いろいろ参加してきました。

 娘が受講したのは、平野北斗先生の「デジタルテクノロジーを使って企画に挑戦!」という講座。私自身が商品企画の仕事をしていることもあり、企画するにあたっての表現の難しさや人を喜ばすことができるやりがい等を子供なりに感じてほしいと思い、話し合って決めました。

視野を広げ、学びの自走を見守る

--それぞれ学校では得られない新しい出会いや学びに期待されて参加されたのですね。お子さまは他にも学校外の学びや習い事をしていますか。どんな基準で選ばれているのでしょう。

黒木さん:習い事は英語やピアノ、水泳、公文と、ボーイスカウトに参加しています。今回の講座も含め、習い事は、子供の視野を広げるものと位置付けています。親が適宜情報収集しながら「こんなのがあるよ」と勧めたり、イベントに一緒に行ってみたりして、本人の興味があるものや、興味をもちそうなことを切り口に「いろんな世界があるんだよ」と提案しています。一方で、算数やパズル、ゲーム等本人が好きでやっていることは自身で深めてもらって、親は見守りに徹しています

門田さん:剣道、水泳、英語学童、プログラミング道場、多言語クラブに通っています。剣道はアメリカにも道場があり、英語で指導を受けることができるところを選びました。

 習い事全般、外の世界につながるようなものを意識して選んでいますね。見える世界や選択肢が広がればと思っています。そのための親の関わり方としては、子供が何かに興味をもったときの目が輝く瞬間を見逃さないようにし、関連する本等をそっとリビングに置いておいたり、それとなく習い事を勧めたりといったことを心がけています。その後は「好きなものはとことんやって良いよ」という感じで、子供自身が自由に深められるようにしています。

習い事選びの基準は家庭それぞれ。でも共通するのは「子供の興味を広げるきっかけを提供したい」という思い。

井元さん:習い事に関して、視野を広げるという意味ではいろいろなイベントを親が探して、子供に提案するというような親主体の部分があると思っています。一方で、興味を深めるという意味では、わが家も見守りに徹して何もしないスタンスです。面白いと思ってくれたらそのまま深めてくれれば良いし、そうすると自走してくれます。ただし子供の興味と集中力が切れることのないよう、その点は注意深く見守っています。

 私たち親はあくまで機会を与える側で、子供の興味の種を探し、芽が出るようなきっかけを提供するのが仕事だと思っています。門田さんと同じく、本を置くなどしておけば、子供が見つけてそれが琴線に触れたら、子供自身が勝手に取り組んでくれます。

世界を広げる「みらいキャンパス」のプログラムはこちら

その道のプロだからこそ、子供のどんな発言も受け止めてくれる安心感

--今回のみらいキャンパスもそうした種の1つなのですね。実際に講座を受講する際にも、皆さんはお子さまから少し離れたところから見守られていたとか。

黒木さん:はい。最初の1回は隣に座って見ていたのですが、あとは家事をしながら離れたところから見ていたり、仕事で不在にしていたりしました。画面の向こう側でありながら、子供をお任せできるほど、先生が丁寧にコミュニケーションをとってくれたおかげです。

門田さん:私は近くにいましたが、子供が講座にどっぷり入り込んでしまうので、結果的に見守っていました。

 ある日の講座で、皆が宗教の話をしているにもかかわらず、息子が自分の興味のある動物の話を始めたので、思わず止めに入ろうと思ったのですが、先生がその発言を拾ってくれたのが印象的でした。その道を突き詰めている先生だからこそ、どんな発言も受け止めて、テーマに引き付けてくれるんです。結果的にその発言が、さらに宗教についての考えを深める対話につながったそうです。先生も懐が深くて、とてもありがたかったです。

井元さん:私は、娘の受講中、少し離れたところで仕事をしていました。先生はいろいろなことを話しかけてくださっていましたし、一方的な講義ではなく丁寧に対話をしてもらえていたので、安心してすっかりお任せしていました。

「好奇心の種になる学びのイベントを探すべく、情報収集のアンテナを張っている」と話す井元さん

--自宅でオンライン受講できるからこそ、お子さまと先生とのやりとりの雰囲気を感じることができますね。

井元さん:全4回のシリーズ受講というスタイルも絶妙でした。1回だけだと先生との関係も学びも定着せずに終わってしまうけれど、4回あったので先生や周りの子供たちとも顔見知りになり、リラックスして学べたようです。

 4回シリーズだけでなく、もっと長期間の講座や単発の講座もあって、コース設定がいろいろとあるのは、昨今の忙しい小学生にとっても都合に合わせやすく受講しやすいですね。

黒木さん:わが家にとっても「4回」という有期の講座がありがたかったです。講座を勧めたとき、息子は「習い事が増えて忙しくなってしまうのでは」と懸念したようで。「4回の開催だけだよ」と伝えたところ「それなら、やってみる」と安心して始めることができました。

 やってみたくても時間や場所の制約から諦めざるを得ない習い事も多い中で、「みらいキャンパス」はそういったハードルが低く、ストレスなく適切なタイミングで受講できる点を魅力に感じました。

主体的な学習や自由な表現、自分らしい学びへ

--実際に受講してみて、お子さまの変化や成長はいかがでしたか。

黒木さん:インドネシアの講座は毎回宿題があり、テーマについて調べ、文章にして発表するという内容でした。今まで息子は自分で調べず、すぐに私に聞くことが多かったのですが、この講座の宿題は自分から調べ取り組んでいました。調べることの楽しさを感じたようで、徹底的に調べ上げ主体的に学ぶ姿勢がみられました。受講以降、わからないことがあったらまずは自分で調べてから、「どう思う?」と私たちに聞く習慣がつきましたね。

 また、キッズプレゼンテーション講座では、自分の気持ちを表現するスキルが身に付いたようで、後日習い事で発表する機会があったとき「自信をもって発表できるようになった」と嬉しそうに話していました。

門田さん:素晴らしいですね。わが家では、ノートの取り方やテキストでの表現が変わりました。保育園時代は、自由にのびのびと書いていたノートが、小学校に入った途端、学校の授業で枠からはみ出ることなく、きれいな文字で丁寧に書くことが優先され、すっかり萎縮してしまったように感じていました。本人に「何を書いているの?」と聞いても、「よくわからないけど、書き写してる」と話すことが多々ありました。そんな息子が、今回の講座を通して、自分が感じたことや面白いと思ったことを再び自由に文字や絵で表現できるようになりました。息子の発表に対して、講師の先生が「それで良いんだよ」と言ってくれたことが嬉しかったようで、ノートにも「これで良いんだ」というようなメモが記されていました。認めてもらったことの嬉しさも素直に表現できていて、私も思わず涙が出そうになりました。

 講座の中で各地に住む多様な友達や文化に触れながら、息子が自分の気持ちを素直に表現しているのを見ることができたのがとても嬉しかったです。その後の小学校の夏休みの自由研究でも、キーワードを調べて大きなマップを作る等、のびのびと表現していました。

井元さん:わが家も講座の内容を今でもしっかり覚えていて、家族の会話の中での話題になることがあります。特に、紙で作った宇宙飛行士の人形をさまざま場所を背景にして3Dで写真を撮る、という課題が印象的だったようです。

 講座を通して、好奇心のスイッチが押されたからこそ、子供の中にひらめきのようなものが灯り、体験として記憶できたのではないでしょうか。そうした「ひらめき」が積み重なって、さらに探究心が育まれていくのではないかと思います。

門田さん:息子も講座のことをすごくよく覚えていて、今でも「外の世界で使われている言葉は英語だけじゃないんだよね」とよく言っています。保育園時代から英語を話すことができた息子が、初めて英語以外の言語の世界に触れ、衝撃を受けつつもコミュニケーションを取り、「わからないことがたくさんあっても、それでも楽しかった」という経験ができました。講座の受講を提案した当初の思惑以上に、実りのある機会でした。

黒木さん:わが家もインドネシアの講座でイスラム教について調べて以降、息子がとても興味をもっていまして。私自身、インドネシア人技能実習生のサポートをする仕事をしているのですが、息子が今回の講座をきっかけに私の仕事内容に興味を示してくれています。大きなきっかけを作っていただいたと思っています。

「みらいキャンパス」の講座を通してお子さまが自身の仕事にも興味をもってくれたと話す、黒木さん

「親以外の大人」の存在の重要性

--文科省としてもキャリア教育に注力し始めたとは言え、まだ学校での学びと実際の社会(仕事や職業)とは結び付きづらい部分がありますね。「みらいキャンパス」はそれをつなげるツールになり得るのですね。

井元さん:私が子供のときは学校と家庭がすべてで、親や親戚等のごく一部の大人としか交流しなかった記憶があります。「みらいキャンパス」のようにビジネスや学びの第一線にいる大人と直接話したり、教わったりといった経験ができるのは、非常に良いチャンスだと思います。人生にはいろいろな選択肢があるということを知ることができる、とても良い環境だと思います。

黒木さん:井元さんの言うとおり、私たちの子供のころは見ていた世界が狭かったですよね。「みらいキャンパス」の講座を見ながら、自分が小さいころにもあったらなあと息子をうらやましく思ってます。春からの「みらいキャンパス」の講座もとても面白そうで、早速、坪田京子先生と甲斐万里子先生のインプロ(即興演劇)の講座を予約しました。

門田さん:大人の私たちが日々インプットする情報は、仕事やもとから興味のある趣味に偏ってしまいがちですが、「みらいキャンパス」の講座のラインアップをみると、こういうテーマや視点もあるのだと毎回気付かされます。子供の選択肢を、知らず知らずのうちに親の興味のあるところに寄せてしまっていないかと不安に思うと同時に、親の興味外の世界に子供を連れ出してくれる貴重な機会だと思っています。

井元さん:ここで得た経験が先につながって、子供自身のこれからやりたいことや探究心が育まれていくのではと期待しています。日常と違うものが見えることで、子供のころから視野が広がるのは素晴らしいことだと思いますね。これから勉強も忙しくなりますが、教科の枠を超えた学びの機会も引き続き重視したいと思っていますし、そういう機会として「みらいキャンパス」をうまく活用したいですね。

--ありがとうございました。

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「みらいキャンパス」で触れる、広い世界と豊かな価値観

 子供から大人になってわかることのひとつに、世界の広さと豊かさ、楽しさがある。子供が見ている世界は狭く、家と学校とその周辺がすべてということも珍しくない。普段過ごす環境の中だけで醸成される価値観は、つい偏ったものになりがちだ。

 しかし、オンラインで世界とつながれるようになった現在、広い世界を子供に見せるという、好奇心のスイッチを押すきっかけが用意されている。「みらいキャンパス」には、ロールモデルになり得る経験豊かなたくさんの大人が待っている。興味を広げるためのきっかけをそっと、子供に手渡し、そばで見守りながら、学びの自走をサポートする新しい学びの形。親子で一緒に豊かな価値観と世界に触れ、新しい学びを始めてみてはいかがだろうか。

《羽田美里》

羽田美里

執筆歴約20年。様々な媒体で旅行や住宅、金融など幅広く執筆してきましたが、現在は農業をメインに、時々教育について書いています。農も教育も国の基であり、携わる人々に心からの敬意と感謝を抱きつつ、人々の思いが伝わる記事を届けたいと思っています。趣味は保・小・中・高と15年目のPTAと、哲学対話。

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