日本トレンドリサーチは2022年12月、土地活用と共同で、子育てしやすいと思う東京の街に関する調査を行った。東京に住んだことがある男女を対象にアンケートを実施した結果、東京でもっとも子育てしやすいと思う街の第1位は「吉祥寺」であることが明らかとなった。
同調査は、「子育てしやすいと思う東京の街」について、日本トレンドリサーチと土地活用が共同で実施。2022年12月18日～30日の期間に、東京に住んだことがある男女600名を対象に、インターネットでのアンケートを行った。アンケートでは、「東京の街の中でもっとも子育てしやすいと思う街といえば？」と「その街が子育てしやすいと思う理由」の2つについて質問した。
調査の結果、「東京の街の中でもっとも子育てしやすいと思う街」の第1位は「吉祥寺」で50票を集めた。理由として「武蔵野市が福祉に力を入れている自治体だから」や「公園や小学校も多くある」「都心へのアクセスのよさ」等があがった。住みたい街のイメージが強い吉祥寺だが、「子育てしやすいと思う」という視点から見ても人気が高いようだ。
続いて第2位は40票の「三鷹」。理由には「周辺に公立の中高一貫校がたくさんあり、通学に適している」や「少し離れた郊外の方が子育てに向いている」等のコメントがあった。また、「三鷹」は第1位となった吉祥寺駅の隣であることから、このエリア自体が「子育てしやすい」というイメージが強い傾向にあり、子育てファミリーからの注目度が高いエリアと言えそうだ。
第2位と僅差で第3位となったのは「自由が丘」38票であった。「自然も残っていて公園も沢山あり住民の質もよい」や「街も綺麗で安心感がある」「静かな環境で落ち着いている」等の理由があがった。
第4位以降のランキングは、第4位「田園調布」、第5位「練馬」、第6位「成城」、第7位「荻窪」、第8位「大泉学園」、第9位「豊洲」、そして第10位は「高円寺」という結果になった。
第4位の「田園調布」は自然の豊かさや閑静な住宅地、教育施設の充実等が理由とされた。第5位「練馬」は行政のサポートや下町的なところ、第6位「成城」は文化的な落ち着いたイメージや教育熱心な地域性、第7位「荻窪」は学校が多く区民活動が盛んで教育に力を入れている印象、第8位「大泉学園」は静けさと緑の多さ、区民のための施設が充実していること、第9位「豊洲」は大きな商業施設やスーパーが充実している、子連れで出かけやすいところ、そして第10位の「高円寺」は下町感や商店街・公園の多さ等が理由としてあげられた。
◆子育てしやすいと思う東京の街ランキング
第1位：吉祥寺
第2位：三鷹
第3位：自由が丘
第4位：田園調布
第5位：練馬
第6位：成城
第7位：荻窪
第8位：大泉学園
第9位：豊洲
第10位：高円寺
※日本トレンドリサーチと土地活用調べ
