東京医科大、外科学人材育成「Road to Top Surgeon」開設

 東京医科大学医学部医学科は2023年4月、「柔軟で、多様で、主体的な学び」を推進するため、少人数ゼミ形式の「自由な学び系科目」として「将来の外科学の中心となる人材」の育成を目指し、「Road to Top Surgeon」を開設した。

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Road to Top Surgeon
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 東京医科大学医学部医学科は2023年4月、「柔軟で、多様で、主体的な学び」を推進するため、少人数ゼミ形式の「自由な学び系科目」として「将来の外科学の中心となる人材」の育成を目指し、「Road to Top Surgeon」を開設した。

 東京医科大学医学部医学科では、建学の精神「自主自学」に基づき、学生の「能動的な学び」を推進するため、2022年度に「自由科目」として4つのコースを導入した。履修状況は「海外臨床実習コミュニケーション」(第5学年)17名、「USMLE(米国医師資格試験)受験準備コース」(第2・3学年、第4・5学年)36名、「地域医療リーダーコース」(第1~5学年)27名、研究室に所属し研究の方法論を体系的に学ぶ「リサーチ・コース」(第1~4学年)32名。

 そして、2023年4月からは「自由な学び系科目」とあらため、新たに外科学の現状を把握し、近未来の外科学を見据えた知識と手技を修得する「Road to Top Surgeon」(第3・4学年)を開設した。外科学の現状を把握しつつ、近未来の外科学を見据えた知識と手技の修得を目指す。

 「Road to Top Surgeon」のおもな履修内容は5つ。外科領域の必須の技術と知識を修得しながら、近未来の外科臨床、研究を見据えた準備を行う「外科手術・総論」。各種シミュレータを用いて基本的な手術手技を体験する「手術手技実習」。実際にVR機器を使用して実体験する「VRを用いた実習」。ロボット手術をはじめ最先端外科治療について学び、遠隔手術への応用等、将来の外科の方向性を学ぶ「最先端手術・ロボット手術」。各領域の「エキスパートによるセミナー」。なお、「自由な学び系科目」は進級認定要件ではないが、単位認定は行うという。

《いろは》

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