日本私立大学協会の私学高等教育研究所は2023年5月19日、第77回公開研究会「修学支援新制度と私立大学」をオンライン開催する。新制度の課題を整理し、私立大学と学生に有効な奨学支援制度の方向性を提示するという。参加費無料。録画配信あり。5月12日締切。
2020年度に始まった修学支援新制度は、これまでにない大規模な奨学金制度。だが、新制度の導入により低所得層の学費負担が軽減された一方で、制度の仕組みや運営上の課題が浮き彫りになった。また、2024年度に見直しが予定されている新制度では、年収要件の拡大や多子世帯と理系学生の支援対象化の他、従来の機関要件から定員充足率8割未満を分離した要件とする厳格化等が発表されている。
私学高等教育研究所は2022年9月～11月、新制度が私立大学と学生に与えた影響を明らかにすることを目的として、「奨学金等に関する現況調査」を実施。成果報告は12月に速報、2023年3月に私学高等教育研究叢書として公表した。今回開催する公開研究会では、この現況調査の結果報告をもとに新制度の課題整理を行い、私立大学と学生にとって有効な奨学支援制度の方向性を提示することが目的だという。
公開研究会では、千葉大学大学院国際学術研究院准教授、私学高等教育研究所研究員の白川優治氏と、名古屋産業大学教授、東京大学大学院教育学研究科研究員の川崎 成一氏による講演を実施。後半ではパネルディスカッションが行われる予定。
参加費は無料。録画配信あり。申込締切は5月12日。申込みはWebサイトの申込みフォームより行う。
◆第77回公開研究会「修学支援新制度と私立大学」
日時：2023年5月19日（金）13:00～15:30 ※接続確認12:30～
会場：オンライン（Zoomウェビナー） ※録画配信あり
申込締切：2023年5月12日（金）
参加費：無料
申込方法：Webサイトより申し込む
